ストリートカルチャーを背景に活動するアーティストのケンセイヤブノ(Kensei Yabuno)と、フォトグラファーのチャンス(changsu)による合同展「F = kΔl 反撥(エフ イコール ケー デルタ エル)」が、福岡県・UNION SODAで開催する。会期は5月2〜10日。
同展では、ヤブノによる立体およびドローイング作品と、チャンスがそれらを撮影した写真作品を展示する。彫刻作品は、レンズを通して都市のランドスケープへと再配置され、意図しない歪みや変形を伴いながら新たな視覚体験を生み出す。両者の協働によって、既存の造形に対する解釈が拡張され、有機的な作品群に新たな文脈が付与される。
展覧会タイトルに掲げられた「F = kΔl」は、外力に対する反発を示す物理法則を示唆する。外部からの作用に対して押し返しながら元の状態へ回帰しようとする力は、都市の中で揺れ動く個人の感覚や、理論からの逸脱と回帰のあいだにある葛藤とも重なる。ヤブノは「意図しない乱反射が、新しい造形への道筋を導いた」と語り、チャンスは「スケートボードを始めて以来、都市のあらゆる要素を“使用可能か“という視点で捉えている。被写体がライダーであれ作品であれ、アプローチは変わらない」とコメントしている。
また、初日となる5月2日の18:00から、両作家を囲んだレセプションを実施する予定だ。
2000年代より作家活動を開始したヤブノは、ドローイングやペインティング、スカルプチャーといった多様なメディウムを横断しながら、プリミティブな造形表現を探求してきた。一方、チャンスは10年頃からスケーターのドキュメントを撮影し、都市と身体の関係性を独自の視点で捉えてきたフォトグラファーだ。
■「F = kΔl 反撥」
会期:5月2〜10日
時間:12:00〜18:00
会場:UNION SODA
住所:福岡県福岡市中央区大名1-1-3-201
休日:5月7日
入場:無料