ファッション

ピーター・ミュリエが「アライア」を去る 3月のラストコレクション発表後は「ヴェルサーチェ」へ

アライア(ALAIA)」がピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターの退任を発表した。ミュリエは3月、パリで2026-27年秋冬コレクションを発表した後、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」に参画すると予想されている。「ヴェルサーチェ」は、ダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)前チーフ・クリエイティブ・オフィサーがわずか1シーズンでブランドを去っていた。「ヴェルサーチェ」を傘下に持つプラダ グループ(PRADA GROUP以下、プラダ)は、来週にもミュリエが今後「ヴェルサーチェ」を率いることを発表する見込みだ。

「アライア」を擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は当初ミュリエの退任に難色を示していたとみられるが、「アライア」のミリアム・セラーノ(Myriam Serrano)最高経営責任者(CEO)は、「ピーターのビジョンと献身に心から感謝する。メゾンの継続的な進化において重要なチャプターを刻んでくれた彼と優秀なチームは、『アライア』の創造的な刷新をリードし、伝統を尊重しながらメゾンの意義や自信、そして世界的な認知度を高めてくれた」と謝辞を送った。一方で今後の体制については、「クリエイティブ組織が確定するまでの間、スタジオはこれまで通りの業務を継続する」以上の言及を避けている。

ミュリエは創業者アズディン・アライア(Azzedine Alaia)が亡くなった3年後の2020年にメゾンに加わり、アライアの力強くフェミニンで彫刻的なスタイルに実験的でモダンな側面をプラスした。彼の在任5年の間で、「アライア」は小売の店舗網をほぼ4倍に拡大し、現在の路面店は20。中でもバレリーナフラットシューズ、「ル テケル」や「ル・クリック」といったバッグでアクセサリーの売上高を大きく伸ばしている。リシュモンは昨年、「アライア」を傘下のファッション・レザーグッズ部門の中で「注目すべき成長ドライバー」と評した。「アライア」の規模は、この5年で2倍以上に拡大したようだ。

ミュリエは「ディオール」時代に頭角を現してラフ・シモンズ(Raf Simons)の右腕に。ラフが「カルバン・クライン コレクション(CALVIN KLEIN COLLECTION)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任すると、ミュリエはクリエイティブ・ディレクターに任命され、ラフのビジョンの実現を担った。

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