「ゲラン(GUERLAIN)」は11月13日、公式書籍“ゲラン ビジョナリー シンス 1828”をAssouline公式オンラインストアで発売する。価格は120ユーロで、日本での発売は予定していない。同書は1828年の創業以来約200年にわたるゲランの歴史を、豊富なビジュアルとともにたどる内容で、19世紀から20世紀にかけてのアイコニックな広告を彩ったスケッチやイラスト、現代アーティストやクリエイターとのコラボレーションなどを紹介している。
名香のボトルデザインや伝統と革新の歴史を掲載
著者はフランスのファッションジャーナリストであり作家のアンティゴネ・シリング(Antigone Schilling)で、ブランドが定義する「発明」と「エレガンス」の精神を紐解きながらメゾンの物語を描く。序文は作家�のローレンス・ベナイム(Laurence Benaïm)が手がけた。
美容液や繰り出し式リップスティック、コールを用いたアイライナーなど、「ゲラン」が世界で初めて開発したアイテムの数々や、「輝き」という概念を生み出すきっかけとなった“テラコッタ ブロンジング パウダー”など、ブランドがビューティ業界にもたらした軌跡を収録。また、1853年の“オーデコロン イムベリアル”(現“オーインペリアル”)、1870年の“ヌ・ムビリエ・パ”、1889年の“ジッキー”、1919年の“ミツコ”、1925年の“シャリマー”、1965年の“アビルージュ”など、歴史的な製品の貴重なビジュアルを収めたほか、1950年代に作られたネイルポリッシュとリムーバーを組み合わせた製品“ラキネール”など、ユニークなアイテムも取り上げている。