アパレル・専門店の10月度の既存店売上高(既存店とEC)は、月後半の気温低下に伴い、秋冬物が活発に動き出したため2ケタ増収が相次いだ。
ファーストリテイリングの国内ユニクロは、売上高が25.1%増だった。フリースやセーターなどキャンペーンを仕掛けた商品が気温低下にマッチしてよく売れた。客数は13.1%増、客単価は7.6%増だった。
良品計画の「無印良品」の売上高は全体で15.8%増。部門別では衣類・雑貨が23.1%増、生活雑貨が10.3%増、食品が18.2%増といずれも好調だった。同社はシステム障害によって10月19日以降のオンラインストアが停止したものの、店舗限定で開催した「無印良品週間」(10月24日〜11月3日)が例年以上に良かった。既存店のみの売上高は20%増になった。
アダストリアは4.4%増、ユナイテッドアローズ(既存店とEC)は16.8%増、ワークマンは19.5%増だった。
各社とも10月後半から上昇気流に乗り始めたため、20日締めのしまむらの「ファッションセンターしまむら」は2.2%増にとどまった。