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阪急阪神百貨店4〜9月期、営業利益34%減

エイチ・ツー・オー リテイリングの2026年3月期第2四半期(25年4〜9月)連結業績は、総額売上高(小売売上高)が前年同期比0.5%減の5554億円、営業利益が同21%減の119億円、純利益が同74.5%減の69億円だった。前年計上した特別利益とインバウンド急増の反動、旗艦・阪急うめだ本店の改装による売り場閉鎖の影響などが響き、減収減益となった。

阪急阪神百貨店が中心の百貨店事業は、総額売上高が前年同期比6.0%減の2866億円、営業利益が同34.7%減の82億円。国内売上は堅調に推移し、6〜8月は前年同期比2.8%増だった。阪神梅田本店の改装効果や阪神タイガースのリーグ優勝セールなどが押し上げ要因となった。免税売上高は491億円で、期初予想(540億円)に対して約50億円の下振れとなった。

エイチ・ツー・オー リテイリングはインバウンド売上高の期初予想からの下振れなどを受け、26年3月期通期の連結業績予想を修正する。修正後は総額売上高1兆1630億円(前回予想から50億円下方修正)、営業利益300億円(据え置き)、純利益240億円(60億円上方修正)。純利益の上方修正は、保有する東宝株式の一部売却(149億円相当)による投資有価証券売却益によるもの。

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