近鉄百貨店は、2025年3〜8月期連結業績の予想を上方修正した。修正後の予想は売上高が625億円(当初予想は599億円)、営業利益が26億円(同20億円)、純利益が35億円(同32億円)とする。前年同期と比較すると売上高が12%増、営業利益が131%増になる。大阪・関西万博の会場に出店したオフィシャルストアの売上高が計画を大幅に上回ったことが寄与した。
同社は万博会場に西ゲートに売り場面積153坪のオフィシャルストアを設けた。4月13日の開幕以来、入店待ちの行列が絶えない。万博マスコットのミャクミャクをあしらったキャラクターグッズ、特に同店オリジナルの商品が爆発的に売れた。万博会場のオフィシャルストアだけでなく、あべのハルカス近鉄本店の特設売り場も終日にぎわいを見せている。
ただ通期(26年2月期)に関しては、免税売上高の減速を織り込み、売上高と営業利益の予想は据え置いた。