ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は8月18日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領との2度目の首脳会談に臨み、ロシアによる侵攻終結に向けた協議を行った。2月の初会談と同様、話題となったのがゼレンスキー大統領の装いだ。今回着用したスーツを手掛けたのは、ウクライナで自身のメンズブランド「ヴィクトル・アニシモフ(VIKTORANISIMOV)」を手掛けるヴィクトル・アニシモフ(Viktor Anisimov)=デザイナーだ。その制作背景について明かした。
ゼレンスキー大統領は2022年のロシア侵略以降、ウクライナ軍との連帯を示す姿勢としてミリタリースタイルを貫き、公の場でスーツは着ていない。2月の会談でも、ウクライナのブランド「ダミルリ(DAMIRLI)」の3つボタンのニットポロとパンツのセットアップの“カジュアル”かつ軍服風の装いで姿を現した。特別仕様としてウクライナの国章が施されていたが、トランプ大統領とJD・ヴァンス(JD Vance)副大統領は、「(格式が重んじられる)ホワイトハウスではスーツを着るべきだ」と批判。日本でもこの内容を切り取るニュースが大きく報じられた。その後もメディアやSNSで大きな議論が巻き起こり、ゼレンスキー大統領は後に「この戦争が終われば、スーツを着るつもりだ」と言及。遠のく停戦の行方を世界中が不安視している。
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