アーティストの村上隆と、ラッパーのJP THE WAVYによるユニット、MNNK Bro.(Takashi Murakami & JP THE WAVY)は、第3弾となる楽曲「RROSE SELAVY / BESIDES, IT'S ALWAYS THE OTHERS WHO DIE / MNNK MADE(ローズ・セラヴィ さりながら、死ぬのはいつも他⼈なり MNNK MADE)」をリリースした。
「モノノケ・メイド」をテーマに制作
MV監督はスパイキー・ジョン
同曲は、村上と細川雄太「レディメイド(READYMADE)」デザイナーによるプロジェクト「モノノケ・メイド(mononoke・made)」をテーマに制作。「レディメイド」の名が、芸術家のマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)の手法“レディメイド”に由来することから、曲中にはデュシャンやその別名である、“ローズ・セラヴィ”の要素を散りばめた。MVは、スパイキー・ジョン(Spikey John)が監督を務め、細川発案のファッションショーをコンセプトに制作。モデルが「モノノケ・メイド」のコレクションを着用したほか、デュシャンの代表作「泉」や「大ガラス」のモチーフも登場させる。また村上と似ていると話題になった、お笑い芸人、ロバートの秋山竜次らが出演するなど、カメオ出演にも趣向を凝らした。
村上は、「MNNK Bro.のプロジェクトは、いつもWAVY君に感謝の気持ちを持って⾏なわせてもらっている。今回は、現代美術家の始祖マルセル・デュシャンと細川雄太さんのブランド『レディメイド』とをかけたコンセプチュアルなMVとなっている。監督さんはスパイキーさん。今回のMVは超難産で、制作に18カ⽉を費やした。でも故に、⾃信作のMVだ。『レディメイド』の細川さんは、コスチュームとコンセプトを打ち⽴てて下さった。WAVY君の曲は、MNNK Bro.プロジェクトの中でも出⾊のシンプルでポジティブな曲だ。僕はコンセプトとヴィジュアル担当だ」とコメントしている。
またJP THE WAVYは、「今回の楽曲は村上さんと『レディメイド』とデザイナーの細川さんによる『モノノケ・メイド』を題材にした楽曲で今回も制作⾯で沢⼭勉強させて頂いた。『レディメイド』は昔から好きで着ていたので村上さんのお陰でまた好きなブランドの楽曲に携わる事ができて嬉しい。MVはMNNK Bro.の『Mononoke Kyoto』を撮ってくれたスパイキー・ジョンにおかわりさせて頂いて村上さんと細川さんが思う世界観を作ってもらった。ヒップホップのMVでは中々⾒ないようなシンプルだけど深い作品となっているので是⾮隅から隅まで楽しんで頂けたらと思う」と語っている。