
「スープストック トーキョー(SOUP STOCK TOKYO)」(以下、スープストック)は6月26、27日の2日間、カレーを楽しむ夏のお祭り「カレーストック トーキョー(以下、カレーストック)」を開催する(白馬店を除く外食全店舗と、家で食べるスープストック一部店舗)。同イベントは今年10回目を迎え、2日限りのカレー専門店としてスープ専門店の“本気のカレー”8種類を提供する。開催に先がけて行われたメディア向け試食会で、2種類の新作カレーや復刻メニューを体験してきた。
今年の注目は“東京ボルシチカレー”と“チキンコルマカレー”

今年の目玉は、“東京ボルシチカレー”。スープストック創業時からの看板スープ“東京ボルシチ”を、スパイス香るカレーとしてアレンジした新作だ。ベースには、飴色になるまでじっくり炒めた玉ねぎと、旨味の強い国産和牛の牛すじを使用。隠し味にはデーツやワインを使用し、ただ甘いだけのカレーにならにように奥行きと深みにある味に仕上げた。ひと口目はボルシチのようにやさしい甘さが口の中に広がり、食べ進めるごとにスパイスの香りと辛さをじわじわと感じる。トッピングにはスライスレモンが添えられており、爽やかでキリッと締まった味に変わる。ぜひ“東京ボルシチ”のファンの人は食べてみて、スープとカレーの味の違いを感じてほしい。

もう一つの新作は、“チキンコルマカレー”。“コルマ”とは、インド北部を中心に親しまれている伝統的なカレーで、やわらかく蒸し煮にした肉とナッツやヨーグルト、クリームなどを使った濃厚でコクのある味わいが特徴だ。スープストックはこのレシピをベースに、ヨーグルトやトマトの酸味を前面に出しつつ、日本人の口に合うようにバランスよい味に仕上げている。トッピングには甘く香るスパイス“カスリメティ”が添えられており、本場の香りを楽しむことができる。ごろっと大きな鶏肉はご飯との相性もよく、食べごたえのある一皿だ。スパイシーかつヨーグルトの酸味の効いたカレーが好きな人におすすめしたい。
復刻やリニューアルしたカレーも

このほかに、2006年に初登場した“海老のフレンチカレー”が復刻するほか、南インドのスパイスと塩で仕上げた“チキンウプカレー”、グリルしたナスの旨味とスパイスが溶け合う濃厚なベジタリアンカレー“ベイガンバルタ”、7種の野菜が入った“ラタトゥイユカレー”酸味と大葉の風味が爽やかな“豚トロのビンダルーカレー”、ハラペーニョと香辛料をふんだんに使ったメニューの中では1番スパイシーな“茄子と鶏肉のスパイシーカレー”を用意する。
開催期間限定で、一度に2種類のカレーを味わえる2種がけのメニューが登場する。さらに、3種類のカレーを楽しめる“カレーとカレーとカレーのセット”も用意。スープストックの広報担当者によると「テイクアウトで全種類のカレーを購入し、大人数でシェアして食べる方もいる」そうで、おすすめの楽しみ方だという。
黄色のモノを持っていくと良いことがあるかも!?

「カレーストック」のテーマカラーは黄色。イベント期間中は、店内も黄色を基調とした装飾に彩られる。また、この2日間に限り、黄色いアイテムを持参し注文時にスタッフに見せると、“何かいいこと”があるという。