“シュークリーム”と“フレンチクルーラー”を掛け合わせた新感覚スイーツ“シュークルーラー”のテイクアウト専門店「クリーム オア クルーラー(Cream or Cruller)」が5月2日、渋谷にオープンした。オープン前日の1日、プレスプレビューが開かれた。
「クリーム オア クルーラー」は、生ドーナツ専門店「アイムドーナツ?(I'm donut?)」やベーカリー「アマムダコタン(AMAM DACOTAN)」などを展開するピースプット(peace put)の新ブランド。同社の代表取締役でありシェフの平子良太氏が手掛けている。
新感覚スイーツ“シュークルーラー”
“シュークルーラー”は、フレンチクルーラーを揚げずにオーブンで焼いた平子氏による完全オリジナルのスイーツ。手のひらサイズで味はオリジナルとカカオの2種類を用意し、オリジナルは162円、カカオは194円。底面をキャラメリゼしており、"外はザクザク、中はフワッ"とした新しい食感に仕上げている。また3種のクリーム(カスタード、フランボワーズ、ピスタチオ)を別売りで購入でき、ディップして楽しむことができる。シュークリームのように軽やかな食感で、そのままでも美味しく味わえるが、クリームをつけて食べるスタイルも楽しい。個人的にはピンクの色も可愛い甘酸っぱいフランボワーズがイチオシ。クリームがたっぷり入っているため、大人数でシェアしながら食べるのにもぴったりだ。
店舗は渋谷駅から徒歩12分の場所に位置。道路を挟んだ向かいにある北谷公園や徒歩圏内の代々木公園でテイクアウト商品を楽しめる立地も魅力だ。
街に合わせた商品と店舗づくりのスタイル
新感覚スイーツ“シュークルーラー”誕生の背景には、平子氏ならではの店づくりのスタイルがある。「僕はいつも場所を見てから、何を作るかを考えるんです」と話す平子氏。今回もそのスタイルで、街に合わせて商品や店舗デザインを設計した。「ストリートカルチャーが根づく渋谷の雰囲気に合わせて、カジュアルかつ洗練されたものを作りたかった」と平子氏は語る。
日本の味を世界へ「アイムドーナツ?」が米国初進出
平子氏は海外への展開も積極的に進めている。「アイムドーナツ?(I'm donut?)」は4月22日(現地時間)、アメリカのニューヨーク・タイムズスクエアに海外1号店オープン。平子氏の手掛ける店舗としては、初の海外進出となった。オープンの様子を「スタンディングオベーションみたいな感じで盛り上がってました」と平子は振り返る。俳優のジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)が「アイムドーナツ?」の写真をインスタグラムのストーリーズ投稿するなど、セレブからも注目が集まっている。また、26日には池袋店もオープンするなど、国内の店舗も増やしている。
今後について平子氏は、「日本の技術を世界に届けたいという思いがある。僕たちがつくった店舗を、ピースプットという社名のようにいろんな土地に置いていきたい」と語る。ニューヨーク・タイムズスクエア店では、日本らしさを意識した抹茶フレーバーも展開しており、「海外では日本の会社が作ったと感じてもらえるような商品構成とデザインを心がけている」と続けた。
■「Cream or Cruller(クリーム オア クルーラー)」
住所:東京都渋谷区神南1-8-11
営業時間:11:00~19:00(売り切れ次第終了)
定休日:不定休(公式インスタグラムお知らせ)
■商品詳細
シュークルーラー:オリジナル(162円)、カカオ(194円)
クリーム:カスタード(216円)、フランボワーズ(324円)、ピスタチオ(378円)