ファッション

「バレンシアガ」2015-16年秋冬パリ パワー増すアレキサンダー・ワンとアトリエのタッグ

 「バレンシアガ(BLENCIAGA)」のショー会場は今季も黒い。迷路のような黒い通路を抜けて到着した会場はほの暗く、ランウエイにはクラシックな格子柄が浮かび上がっている。スリークかつラグジュアリーな世界観の作り方が相変わらず上手い。

 コレクションには、○○年代風などの設定はなく、クリストバル・バレンシアガのアーカイブをヒントにワンの現代のマインドを融合している。コクーンシルエット、キモノ、バルーンドレスの3つを基軸に、ツイードなどのクラシックな素材にメタリックなディテールを絡めてモダンに仕上げた。

 アレキサンダー・ワンとアトリエの関係はとても良好なようだ。特にワンのアイデアを具現化する優れた素材開発チームの存在感が増している。コクーンシルエットなどのフォームを形成するのに欠かせないのが適度な張りと柔らかさがある生地。冒頭に続いたチェックはドライウールで見た目以上に張りがある。グレーのツイードに見える生地が実はニットであったり、総刺しゅうで作るアストラカン風生地など見た目を裏切る素材使いも多い。

 服にモダンな印象を与えるのは遊び心あるディテールだ。たとえばホチキスで生地を留めた風の装飾や、ジャカードで表現するスプレー吹き付けのような色使い、“あるべきところでない”ところに配した幅広のベルトなど。

 アクセサリーも、シリコン液に浸したようなメタルチェーン使いのバッグや、靴の製法を丸見えにしたヒール使いなどクチュールライクでありながら“裏の顔”もあえて見せてしまうアイデアがユニークだ。

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026-27年秋冬パリも「愛着」のムード TASAKIの新トップインタビュー、阪急うめだ本店の改装も【WWDBEAUTY付録:「第9回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト 2026」結果発表】

3月23日発売の「WWDJAPAN」は、2026-27年秋冬パリ・ファッション・ウイークの特集です。メンズやミラノに続き、パリも「愛着」のムード。TASAKIの新トップインタビュー、阪急うめだ本店の改装など、ニュースも盛りだくさんです。「WWDBEAUTY」は「第9回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト 2026」の結果発表です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。