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高島屋が岡山高島屋を完全子会社化

 高島屋は26日、連結子会社である岡山高島屋を完全子会社化すると発表した。両備ホールディングス(岡山市)が保有する株式33.4%を取得する。株式譲渡日は7月1日。

 高島屋岡山店(当時)は1973年開店。2004年からは高島屋の会社分割により、子会社の岡山高島屋が運営してきた。10年には岡山で運輸業などを手掛ける両備HDと資本提携を締結。物流や店舗運営、ポイントカードサービスなどの分野で支援を受け、地域密着型のビジネスを展開してきた。なお、資本関係の解消後も、百貨店事業における提携は続ける方針という。

 岡山高島屋の2020年2月期業績は、売上高186億円、営業損益は9400万円の赤字、純損益は20億円の赤字。近年は粗利が大きい衣料品の苦戦や配送料の高騰などで収益性が低下し、ここ数年は黒字と赤字を行ったり来たりする状況だった。今回の完全子会社により、「トップダウンの意思決定を早め、収益構造改革をスピード感を持って遂行していく」(高島屋広報)としている。

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