ファッション

【平成プレイバック】 PRエージェンシーのディレクターが振り返る「偉大なデザイナーの時代」

 平成はモダンファッションの偉大なデザイナーたちの時代だった。学生時代に「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」や「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」などの最新ファッションを手に入れたいと思ったけど、オーストラリアのシドニーでは、無理だった。東京に旅した友人から東京のブティックがどれだけクールか聞いて夢見ていて、2005年に来日し住み続けている。最近のファッションにはちょっとがっかりしている。だからお気に入りの「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のビンテージの“ケージジャケット”を引っ張り出して着ている。1990年代にこのジャケットがファッションに革命を起こした。マドンナ(Madonna)の「ブロンド・アンビション・ツアー」でゴルチェはテーラリングを解体し、肌と構造のクールな相互作用を創り出した。私は他人と同じ格好はしたくない。洋服は純粋な自己表現だと思うから。だから、今でもとびきりモダンでかっこいいこのジャケットを着ている。

ジェイソン・リー・コーツ : 東京を拠点にPRショールームの運営とブティックへ販売を行うH3O ファッションビューローのディレクター。以前は豪「ヴォーグ(VOGUE)」やアラビア版「ハーパーズ バザー(HARPER’S BAZAAR)」、シンガポール版「エル(ELLE)」などでファッションディレクターやスタイリストとして活動。アントワープ王立芸術アカデミーの審査委員会メンバーも務めた

【業界人の「平成プレイバック」
ファッション・ビューティ業界の若手からベテランまで「平成時代に印象に残った出来事」とは?

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。