ビジネス

レブロン17年度は赤字拡大 CEOは空席

 レブロン(REVLON)の2017年12月期決算は、売上高が前期比15.4%増の26億9370万ドル(約2801億円)の増収で、純損失は前期の2190万ドル(約22億円)から1億8320万ドル(約190億円)に膨らんだ。前期に1億5530万ドル(約161億円)だった営業利益は一転、2230万ドル(約23億円)の損失となった。

 同社は損失の理由に、16年6月に買収した「エリザベス アーデン(ELIZABETH ARDEN)」の統合を含む再編費用7200万ドル(約74億円)がかさんだことを挙げた。この結果を受け、1月にファビアン・ガルシア(Fabian Garcia)前社長兼最高経営責任者は就任からわずか2年足らずで同職を退任。後任はまだ決まっていない。

 部門別では、コンシューマー事業部の売上高が同7.3%減の12億8850万ドル(約1340億円)、エリザベス アーデン事業部が同115.8%増の9億5250万ドル(約990億円)、プロフェッショナル事業部が同9.3%減の4億3220万ドル(約449億円)だった。

 マス市場で小売り事業が苦戦する中、「エリザベス アーデン」の買収は同社に新たな商機をもたらしたものの、期待していた以上のシナジー効果はすぐに得られず、当初1億9000万ドル(約197億円)と推定していた経費削減額は、6900万ドル(約71億円)に終わった。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。