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アート界の常識をぶっ壊し、“アート×ファッション”の前線を行く 【ネクストリーダー2020】

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 「WWDジャパン」は、ファッション界の次世代を担う人に光を当てた企画「ネクストリーダー」を実施している。今回で3回目を迎えた同企画の対象者は、ファッションビジネスに関わるあらゆる分野の若きリーダーたち。情熱と才能を持ち、強い信念で前へ進むネクストリーダー10組を紹介する。

 渋谷のアートギャラリー「ナンヅカ(NANZUKA)」が中心となり、新生渋谷パルコにオープンした「2G(ツージー)」の初月売り上げが全テナントぶっちぎりの1位になった。アートとファッションの距離が急接近した昨今、“NANZUKA”の名前をアート界だけでなく世界のファッションシーンでたびたび聞く。それもそのはず、キム・ジョーンズ(Kim Jones)率いる「ディオール(DIOR)」とコラボしたダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)や空山基をはじめ、昨年「アディダス(ADIDAS)」ともコラボした田名網敬一、黎明期からパルコの広告を手掛けていた山口はるみといった“ファッションが好む”芸術家の多くがナンヅカに所属しているのだ。彼らを束ねる南塚真史とは?

WWD:ギャラリストになった経緯は?

南塚真史ナンヅカ代表(以下、南塚):父親が歴史の学者、母親が絵本作家だったせいもあって、高校生のときによくチケットをもらって美術館に行っていた。大学では美術史を学びたくて美術史学科に入ったけど、スライドと本で歴史を学ぶばかりの授業がつまらなくてほとんど行かなくなってしまった。でも美術を勉強することに対してはすごく興味があって、たどり着いた卒論のテーマがアウトサイダーアートやナイーブアートと呼ばれる“美術教育を学んでいないアーティスト”だった。そういう人って実は世の中にいっぱいいて、一番有名なのが山下清とか。その卒論がきっかけでゼミの先生におもしろいからと誘われて大学院に行くことにした。

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