ファッション

「ディーゼル」コラボプロジェクト第4弾に「ACW」のサミュエル・ロス

 「ディーゼル(DIESEL)」は影響力のあるデザイナーとのコラボプロジェクト「レッドタグ プロジェクト(Red Tag Project)」の第4弾として、サミュエル・ロス(Samuel Ross)が手掛ける「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL以下、ACW)」とのコラボコレクションを12月7日に発売した。「ディーゼル」公式オンラインストアや一部の直営店で取り扱う。

 アイテムは、「ディーゼル」伝統のヘビーウエイト・デニムに、「ACW」の代名詞である形状記憶ナイロンをレイヤードしたデニムのフード付きコート(22万2000円)のほか、デニムジャケット(7万9000円)やデニムベスト(11万5000円)、デニムパンツ(4万8000円)などをそろえた。

 デニムアイテム以外にも、ウオッシュ加工を施したスエット(5万7000円)やパーカ(6万5000円)、ジップやドローコードを配したナイロンジャケット(11万円)、ロングTシャツ(2万9000円)、Tシャツ(2万7000円)などを用意した。またディテールにもこだわり、半透明なデニムシームテーピングや、あえて生地にほつれやダメージ加工を施すデボレ加工のほか、ファブリックを染める際には植物染料を採用している。

 ロスは「今回のコラボを行うまで、デニムを素材として扱う機会がなかった。アイテムは、経年変化によって柔らかくなり、繕うことで生まれる素材のテクスチャーと特徴を重視した」とコメントしている。

 「ディーゼル」創始者のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)OTB会長は「ロスはこれまで、デニムを手掛けたことがなかったので、彼とタッグを組むのはいいアイデアだと即座に感じた。ロスのデザインと『ディーゼル』の専門技術を組み合わせることで、共に追求したアイテムが完成した」と語る。

 「レッドタグ プロジェクト」は2018年に、「ディーゼル」とファッションコミュニティーとの交流を活発化させることを目的にスタート。第1弾では「フッド バイ エア(HOOD BY AIR)」の共同設立者でデザイナーのシェーン・オリバー(Shayne Oliver)と、第2弾では「ワイプロジェクト(Y/PROJECT)」でデザイナーを務めるグレン・マーティンス(Glenn Martens)と、第3弾では「GR ユニフォーマ(GR UNIFORMA)」を手掛けるゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)を招へいして、「ディーゼル」のアイコニックなデニムを再構築したアイテムを発表してきた。また第5弾には、「レディメイド(READYMADE)」を手掛ける細川雄太とのコラボが決定している。

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