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インターナショナルギャラリー ビームスの2020年春夏 天然素材&仕立てのよさが光るクチュールライクなウエア

 インターナショナルギャラリー ビームス(INTERNATIONAL GALLERY BEAMS)の2020年春夏は、ワンピースやセットアップを多くそろえた。

 テラコッタやベージュなど乾いたイメージのアースカラーや淡いグリーンなどのボタニカルカラーに、素材はリネンを中心に暑い時期を快適に過ごせるドライタッチの天然繊維を提案する。

 片桐恵利佳ディレクターは「今季はナチュラルなトーンの服に“出会う”ことが多かった」ことから、「フランスの写真家ジャック・アンリ・ラルティーグ(Jacques-Henri Lartigue)の作品や、アメリカの芸術家ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe)が着ていた服からイメージを膨らませた」と語る。なかでもインターナショナルギャラリー ビームス“らしさ”を表現できる「クチュールの要素や、素材や仕立てのよさを感じるアイテムを買い付けた」という。

 イチ推しブランドの「ドゥ ボキー(DOU BOCHI)」は、「エルメス(HERMES)」などでアートディレクターを務めたエリック・ベルジェール(Eric Bergere)が手掛けるフランスのブランド。片桐ディレクターは、「ナチュラルかつモードなデザインの落とし込みが魅力」と評価し、3~4万円代のリネンドレスを買い付けた。

 さらに「レンリスー(RENLI SU)」は、中国で美術、ロンドンで服飾を学んだデザイナーが、中国のシルクやビンテージシルクを用いてコレクションを製作している。「気持ちよく着られるほどよい透け感がリアル」と片桐恵利佳ディレクター。ヴィクトリア朝時代にスカートの骨組みとして使われたクリノリンのシルエットを落とし込んだ、クチュールライクなドレスなどを提案する。

 ウエア同様、ナチュラルな素材が目を引く雑貨のイチ推しは、日本初上陸で元古着店オーナーの女性デザイナーが手掛ける「レ バカンス ディリーナ(LES VACANCES D'IRINA」。“地中海でのバケーション”をコンセプトにしたブランドで、ラフィアより軽いキャットテイルの草を編んだカゴバッグや、セーラーカラーのリネンウエアなどを導入する。特にシグネチャーのカゴバッグは、ルーマニアの職人のクラフツマンシップを感じる」と言う。

 さらに2019-20年秋冬にスタートした「シノナグモ(SHINONAGUMO)」のリボン付きのストローハットや、トルコの「メヘリー ムー(MEHRY MU)」の別注ラタンバッグなども買い付けた。

村上杏理:1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母

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2020年春夏、コロナ禍でも売れたものは何だった? 富裕層の高額品消費意欲は衰えず

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