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コム デ ギャルソンと人気DJハニー・ディジョンの新ブランドがいよいよ発売

 コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)と、ニューヨークやベルリンを拠点に活動するDJのハニー・ディジョン(Honey Dijon)が立ち上げた新ブランド「ハニー・エフィング・ディジョン(HONEY F—ING DIJON)」が初コレクションを発売する。

 アイテムはTシャツ、DJバッグ、ヘッドフォン、ウオレットなどで、価格は80~800ドル(約8400~8万4000円)。「コム デ ギャルソン」の川久保玲デザイナーがディレクションするセレクトショップ、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET以下、DSM)ロンドンで10月5日に発売され、後にDSMニューヨークとロサンゼルスでも販売される。

 エイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)=コム デ ギャルソン インターナショナル(COMME DES GARCONS INTERNATIONAL)最高経営責任者(CEO)兼DSM CEOは、「以前からハニーのファンだったが、『メットガラ(MET GALA)』の際に当社が開いたアフターパーティーで彼女と直接会った。全力で仕事に打ち込むその誠実かつアーティスティックな姿勢を見て、ぜひ協業したいと思った」と語った。

 ディジョンは抜群のプロポーションと独自のファッションセンスからモード界との縁が深く、キム・ジョーンズ(Kim Jones)がメンズ・アーティスティック・ディレクターを務めていた時代の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や現在キムが率いている「ディオール(DIOR)」のメンズ・コレクションのショーで音楽を担当したほか、「バーバリー(BURBERRY)」などのイベントでもDJを務めている。今回の協業については、「エイドリアンとは以前からいい友人だったし、私はファッションが大好きだから、これは絶好の機会だと思った」と述べた。

 また、ディジョンはトランスジェンダーDJとしても知られており、インスタグラムで約13万4000のフォロワーがいる。自身が子どもだった頃に手本となるロールモデルがいなかったことから、LGBTQコミュニティーの若者に対してある種の責任を感じているという。「私は、私のような(トランスジェンダーの)人間が表立って何かを表現する機会がない時代に育った。私がこうしてコム デ ギャルソンと協業する姿を見せることで、少数派の人間にも価値があり、最高のブランドと仕事ができるということをLGBTQの若者に示したい」と話した。

 なお、「ハニー・エフィング・ディジョン」は、コム デ ギャルソンが新たに設立した子会社ドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)が擁する初のブランドとなる。同社はオリジナル商品の企画開発のほか、ブランド育成、生産、販売などを行うという。その一環として、同社は小型店ドーバー ストリート パルファン マーケット(DOVER STREET PARFUM MARKET)を10月2日にオープンする。ブランド開発では、シンガポール発のストリートブランド「ユース イン バラクラバ(YOUTH IN BALACLAVA)」や、写真家のイーライ・ラッセル・リネッツ(Eli Russell Linnetz)がDSMと設立した「ERL」などを育成する。ジョフィCEOは、「クリエイティブな才能を育成し、若いブランドの開発支援を行う組織をつくりたいと考えた。今後もさまざまなプロジェクトを行っていくが、事を急がず、自然な流れでやっていきたい」と説明した。