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女性役員比率30%を目指す組織が発足 初代会長に資生堂の魚谷社長兼CEOが就任

 企業の役員に占める女性比率の向上を目的とする、「サーティパーセントクラブジャパン(30% CLUB JAPAN以下、30%クラブ)」が5月に発足し、7月5日に資生堂の魚谷雅彦社長兼CEOが初代会長に就任した。資生堂が取り組んできた事案なども共有しながら、2020年までに会員企業の女性役員比率を10%に、30年までに30%にすることを目指す。

 30%クラブは2010年に英国で発足したキャンペーンで、企業のトップにより組織される。現在13カ国で展開し、新たに日本が加わった。ミッションは、ダイバーシティー&インクルージョン(以下、D&I)の促進により日本企業の持続的成長と発展を実現すること、男女が平等に参画する生き生きとした豊かな日本社会をつくるのに貢献すること。

 具体的には、上場企業100社をメンバーとし(現在は37社がメンバー)、経営者が主体的に活動に取り組むコミュニティーの構築、100社の取締役はもちろん取締役候補となる執行役員のパイプライン強化、日本企業の現状と独自風土に応じたD&I環境の実現、企業の枠を超え政治など、他の団体への波及を図り日本のジェンダーギャップ(社会進出における男女格差)の解消、を目指す。

 魚谷社長兼CEOは「実は30%クラブの存在をニュース記事で知りアプローチした。日本は世界3位の経済大国であるにもかかわらず、ジェンダーギャップ指数は110位と低い。ビューティ企業を含め多くの企業に参画してもらうため働きかけも強めていく。当社の2018年度の女性リーダー比率は26%だが、20年までに40%を達成したい」と述べた。