ファッション

「ヴァレンティノ」2019-20年秋冬は“愛”がテーマ グラフィックは「アンダーカバー」高橋盾が手掛ける

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は3日、2019-20年秋冬コレクションを発表した。

 今季はピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターが“愛”をテーマにバラや抱き合う男女のグラフィックをプリントや刺しゅうで施したコレクションを披露した。これらのグラフィックは全て「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾デザイナーが手掛けている。「ヴァレンティノ」は、19年のプレフォール・コレクションと19-20年秋冬メンズコレクションの2回にわたり「アンダーカバー」とコラボレーションするなど、高橋デザイナーと親交が深い。

 また、チュールドレスの胸元やドレスの裾、コートの裏地などには詩の一節をあしらったアイテムも。これは、グレタ・ベッラマチーナ(Greta Bellamacina)、ムスタファ・ザ・ポエット(Mustafa the Poet)、イエルサ・デイリー=ウォード(Yrsa Daley-Ward)、ロバート・モンゴメリー(Robert Montgomery)らピッチョーリ=クリエイティブ・ディレクターが選んだ4人の現代詩人によるものだ。ピッチョーリ=クリエイティブ・ディレクターから‟愛”というテーマを与えられて4人が詩を書き、その詩を着想源として高橋デザイナーがグラフィックを制作したという。4人の詩人による詩は、“VALENTINO ON LOVE”という冊子にまとめられ、来場者に配布された。

 今季のコレクションには「ヴァレンティノ」らしいクチュールの手法をふんだんに使用したドレスに加え、グラフィックを大胆に乗せたテディベアコートや、フーディーにオーバーサイズのコートを合わせたスタイルなど、ピッチョーリが提案するストリートテイストが色濃く反映されたワードローブを披露した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。