ファッション

ラフ・シモンズがCKを去る 経営陣との対立が原因か?

 カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるラフ・シモンズ(Raf Simons)がブランドを去る。ブランドが、ラフのビジョンとは異なる計画を示したことによるもののようだ。これに伴い、「カルバン・クライン」は、2019年2月のニューヨーク・ファッション・ウイークでコレクションを控える。

 ブランドを擁するPVHコープ(PVH CORP)は9月、ラフが責任を持つ領域を減らした新たな契約を打診。店舗デザインやVMD、EC、PR、CSRなどの各部門は以降、ラフ以外の人物の指示を仰ぐよう決めたという。これに伴い、最近ラフはオフィスで働く時間が減っていた様子。新たな契約は受け入れられなかった。

 さらに11月にはPVHコープのエマニュエル・キリコ(Emanuel Chirico)会長兼最高経営責任者(CEO)が、ラフのディレクションが結果を生んでいないと話し、「よりコマーシャルになるべきだし、トップラインと広告に割いていた予算は再検討する」とコメント。ラフのビジョンのもと刷新した「カルバン・クライン ジーンズ」が想定通りに進んでいないことは「ファッション性と価格が高すぎる。ミスだった」として、19年にはポジショニングを再検討することを明かしていた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。