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まるで光の彫刻 「フロス」のシャンデリア“アレンジメンツ”の魅力

 イタリアの照明ブランド「フロス(FLOS)」の新作照明“アレンジメンツ(ARRANGEMENTS)”の発表会が10月24日に東京で行われた。同ブランドは、照明器具の概念を超えるデザイン性の高い製品で知られているが、“アレンジメンツ”はまさに、それを象徴するデザイン。直線、円、ひし形など、幾何学的な形のチューブを自由に組み合わせて完成する照明だ。これを可能にするのは「フロス」が特許を取得したコンポーネントで、それを介して照明全体に電源を供給する仕組みになっている。デザインを手掛けたのは同ブランドのベストセラーの一つ“アイシーライツ(IC LIGHTS)”などで知られる気鋭のデザイナーであるマイケル・アナスタシアデス(Michael Anastassiades)。発表会で来日した彼に話を聞いた。

WWD:このシャンデリアのインスピレーションは何から?

マイケル・アナスタシアデス(以下、アナスタシアデス):ジュエリーから着想を得た。ペンダントという言葉は、実はジュエリーだけでなく照明器具も指し、いろいろな形のパーツを組み合わせたピアスがイメージソースだ。もともと、私自身の照明ブランドでこのようなシャンデリアを製作していて、同じコンセプトで「フロス」で製作すれば、もっと多くの人に楽しんでもらえると思った。

WWD:“アレンジメンツ”の一番の魅力は何か?

アナスタシアデス:ユーザーが自由にパーツを選んで自分だけのシャンデリアをデザインできること。ユーザーがクリエイティビティーを発揮できるという意味でも、それが魅力だと思う。「フロス」の開発技術なしでは実現できなかった。

WWD:今年の「ミラノサローネ(MILAN SALONE)」でも“アレンジメンツ”のインスタレーションを発表したが、今回の展示との違いは?

アナスタシアデス:ミラノでは建築的なアプローチで、屏風のようなインスタレーションにしたが、日本では生活空間の一部としてデザインした。さまざまな組み合わせを見せることで、想定していないデザインが生まれることを伝えたかった。

WWD:“アレンジメンツ”はモビールのように見えるが?

アナスタシアデス:吊り下げ式の照明はバランスが大切だが、モジュラーのパーツを使用して異なる要素を表現した。照明に動きを持たせてみるのも面白いと思い、周囲の反応を見てみたかった。日本と欧米の照明文化は異なるが、ポジティブに受け止めてもらえてうれしい。

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