フォーカス

ビンテージプリントが家具に「カルテル」×「ラ・ダブルジェイ」の開発秘話

 イタリア発のインテリアブランド「カルテル(KARTELL)」が、ビンテージプリントの洋服やホームコレクションで人気の「ラ・ダブルジェイ(LA DOUBLE J.)」とコラボレーションした新作コレクションが日本に上陸した。10月16日まで、伊勢丹新宿本店5階でポップアップショップを開催。「カルテル」は「エミリオ プッチ(EMILIO PUCCI)」や「モスキーノ(MOSCHINO)」などのファッションブランドと積極的に協業し、カラフルで楽しい家具を提案していることでも知られる。ポップアップを機に来日したロレンツァ・ルーティー(Lorenza Luti)=カルテル・マーケティング責任者と「ラ・ダブルジェイ」のデザイナーであるJ.J マーティン(J.J Martin)に開発秘話を聞いた。

WWD:「ラ・ダブルジェイ」とコラボしたきっかけとその理由は?

ロレンツァ・ルーティー=カルテル・マーケティング責任者(以下、ルーティー):「カルテル」はライフスタイルを提案するブランドだから、ファッションの要素は欠かせない。「ラ・ダブルジェイ」はカラフルなプリントが楽しく、消費者を喜ばせるようなコレクションができると思いJ.Jに会いに行った。J.Jはクリエイションだけでなく人柄もすばらしい。eコマースをうまく活用したビジネスやモダンなコミュニケーション方法など、「カルテル」と似ていると思った。

WWD:今回のコラボレーションで一番苦労した点と楽しかった点は?

J.Jマーティン(以下、マーティン):とにかく試行錯誤の繰り返しだった。プラスティックに直接プリントし、通常の家具と同じクオリティーでかつ同じ手触りにするのは大変だった。デザイン的にも、全面にプリントした方がいいか部分的にプリントした方がいいかいろいろ試して、自分好みのものが出来た時はうれしかった。

WWD:プリント柄は「カルテル」用のオリジナルか、既存のものか?洋服と家具で選ぶプリントの違いは?

マーティン:「ラ・ダブルジェイ」でも使っているプリント柄を使用している。洋服と家具の両方にそれぞれに合うプリント柄の違いは特にないと思うので、あくまでも個人的な趣味。私は、テーブルウエアやナプキンなどホームテキスタイルもデザインしているから、ある程度、インテリアのセンスはあるはず。

WWD:「カルテル」でファッションとのコラボに力を入れている理由は?コラボ商品の売り上げは?

ルーティー:「カルテル」は家具にもファッション性を持たせるブランド。それが「カルテル」のスタイルと言ってもいい。同じ商品でも、異なる柄をのせることで新たな提案ができると思う。家具に個性を与えることで、それぞれの家具にも違う歴史が生まれる。ファッションブランドとのコラボレーションは好調で世界中で人気だ。

WWD:今後も「ラ・ダブルジェイ」とのコラボは継続するか?

ルーティー:3年間の契約で、毎年新作を出せればと思っている。

WWD:伊勢丹新宿本店でポップアップを開催する感想は?

ルーティー:4月に「ミラノサローネ2018」で発表した際に、伊勢丹からポップアップ開催の話があった。伊勢丹新宿本店でポップアップができるのは光栄なこと。ポップアップのために、これだけのスペースを用意してもらい感謝している。

マーティン:これを機にファッションの方も日本で販売できるチャンスをつかめるかもしれないから、とてもうれしい。

WWD:ファッションとインテリアの融合についてどう思うか?

マーティン:最近、人々はファッションに飽き気味だし、家具は普通のものばかりで魅力的なものが少ない。ファッションとインテリアの融合により、お互いにいい効果を生み、新しい消費者を獲得できると思う。楽しくポジティブな動きだと思う。