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米「サイコバニー」のウサギのアイコン“スカル&ボーンズ”変更の理由は?

 ジョイックスコーポレーションが手掛けるアメリカ・ニューヨークの「サイコバニー(PSYCHO BUNNY)」は、アイコンであるウサギの耳をつけた“スカル&ボーンズ”を2019年春夏シーズンにリニューアルする。ブランドコンセプトを「メード・フォー・ミスチーフ(Made For Mischief)」(エッジといたずら心のDNAを持ち続けるという意味)に据えて新しいスタートを切る。

 ジョイックスコーポレーションの展示会のために来日したロバート・ゴドレー(Robert Godley)「サイコバニー」共同経営者兼デザイナーは変更の理由について、「スタートから14年たち、ブランドは大人になった。全てがそうであるように、われわれも未来に向けて進化が必要だ。『サイコバニー』のDNAは何か、これからどこへ向かって行くべきかを社内で話し合い、ロゴマークの変更を検討した。大人にふさわしい成熟した個性を表現している。『サイコバニー』は最新のファッションを打ち出しているのではなく、長く愛用されるブランドを目指している」と説明する。「従来のロゴマークは、2本の耳が真上に向いている形状が“炎”と捉えられることがあり、それを解消した」と、ウサギの耳の角度を11度広げ、頬の輪郭をシャープにして、細かい変化にこだわった。

 新生「サイコバニー」のスピリットは、初めて制作したプロモーションの動画にも表現している。「サイコバニー」の中心アイテムであるポロシャツなどを着た3人の若者が朝食をとり、ビルの屋上に上って語り合う場面など日常の何気ないシーンだ。「ニューヨークのオフィスの近くで撮影した。彼らはやりたいことをして、自由を謳歌している。アメリカで時々使われる表現“誰も見ていないかのように踊ろう(Dance like nobody is watching)”にぴったりの内容だ。クラシックへのリスペクト、都会的なモダンさ、冒険心、家族や仲間への愛情など『サイコバニー』の原点を表している」と説明する。ゴドレーが実践している「サイコバニー」スピリットは、趣味であるフィッシングのイベントを通して10年以上継続している恵まれない子どもに対するチャリティー活動だという。

 「サイコバニー」のアメリカの販売先はノードストロム(NORDSTROM)やブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE’S)など百貨店を含め300以上あり、売上高は2500万ドル(約28億円/卸ベース)で、メキシコ、パナマなど南米にも拡大しているという。

 伊藤忠商事がマスターライセンス契約し、ジョイックスコーポレーションがアパレルを手掛ける日本の店舗数は渋谷の路面店の他、百貨店を中心に17。商品価格はポロシャツ1万3000~1万5000円、ジャケット2万4000~6万4000円、パンツ1万6000~2万2000円など。