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AOKIがオーダースーツを全店で販売 売上高100億円以上を目指す

 今年、創業60周年を迎える紳士服大手のAOKIは10月4日、オーダースーツサービスをAOKI全店に導入すると発表した。2016年に東京・銀座本店に試験導入したオーダーのショップインショップ「ザ テーラーショップ AOKI(THE TAILOR SHOP AOKI)」で2年間にわたり培ったノウハウをもとに、570の全店舗に拡大。オーダースーツ事業を本格的に強化する。

 同社によるとスーツ市場は既存スーツが縮小傾向にある一方で、オーダースーツ需要は年々拡大しており現在は450億円規模にまで成長しているという。AOKIでも2年間でオーダースーツ売り上げは2倍、さらにオプション売り上げは4倍と伸長した。2年間でAOKI独自のタブレットを活用したデジタルオーダーシステム“オアシス(OASYS)”を改良し、使い勝手も向上させた。他にも店舗に「AOKIカスタマイズスタイリスト」と名付けた専属の販売スタッフを配置したり、売り場の専用コーナーを改装してわかりやすさを高めたりと、オーダー市場の盛り上がりと共に手を打ってきた。AOKIホールディングスの青木彰宏・社長は「2年間で、オーダーにおける3つの強みを確立できた。1つ目はオーダー可能な6ブランドの既成スーツを店頭に陳列し、出来上がりをイメージしやすくしたこと。2つ目は提携工場との連携を強め、今秋冬シーズンから価格を4万8000円~から3万8000円~に変更し、さらに2着で4万8000円~のセット価格も開始したこと。3つ目は、その価格で約3週間の納期を維持していること」と話し、自信をのぞかせた。

 今後はAOKIグループのオリヒカ(ORIHICA)全店にもオーダーシステムを導入する他、オーダーの単独店開設も視野に入れ、オーダースーツの売上高100億円以上を目指す。19年にはECでも、正確なサイズ測定と共にオーダースーツを購入できるシステムを展開する予定だ。

 なお10月5~19日の期間、メンズオーダースーツを1着1万9800円で購入できる「お試し価格キャンペーン」をAOKI全店で実施する。納期は通常より2週間長い5週間を要するが、ストレッチオーダースーツ4色から選べる。限定1000着、先着順でなくなり次第終了。