ファッション

「ミュベール」 × 「ピーターラビット」コラボ冬の陣 “ブラックジョークが共通項”

 「ミュベール(MUVEIL)」は10月24日~11月27日、英国の絵本「ピーターラビット(PETER RABBIT)」とコラボレーションしたポップアップストア「I LOVE PETER RABBIT」をギンザ シックス(GINZA SIX)4階に開く。これは7~8月にかけギャラリー ミュベールで開いたポップアップ「夏の湖水地方」に続く第2弾で、「冬の湖水地方」をイメージした秋冬アイテムをラインアップする。「ミュベール」と「ピーターラビット」のコラボ商品に加え、英国発「ジョシュア・エリス(JOSHUA ELLIS)」のカシミアストール、ジュエリーの「ミオ ハルタカ(MIO HARUTAKA)」のアイコンのウサギモチーフのリング、レザーブランド「シシ(SISII)」のタイトスカートといったアイテムが「ピーターラビット」仕様で並ぶ他、アーティストの湯沢薫、型染め作家の関美穂子、高際香里「ダズル」編集長らの作品も展示する。

 コラボレーションに「ミュベール」を選んだ理由について、日本で「ピーターラビット」の商標を持つソニー・クリエイティブプロダクツの河森澄子・第2コンテンツ事業本部NC営業部次長兼コンテンツ推進2部チーフプロデューサーは、「『ピーターラビット』は当社の他のキャラクタービジネスとは少し異なり大人の女性がターゲット。『ミュベール』も『ピーターラビット』もカワイイだけでない、少しブラックな要素があります。『ピーターラビット』はお父さんがパイになって提供されるところから始まりますが、英国流のブラックジョークが利いていますよね。また、作者のビアトリクス・ポター(Beatrix Potter)は、ディテールにこだわった丁寧な描写が特徴ですが、その姿勢と中山(路子『ミュベール』デザイナー)さんの姿勢が重なりました」とコメント。

 一方、モノを持たないことで知られる中山デザイナーは、「小さい頃にいとこのお兄さんにもらってからずっと大好きな絵本。何度も断捨離する中でもずっと大事にしたいと思う特別な本でした。また、日本で理解されている『ピーターラビット』は実際のウィットに富んだ表現とはかけ離れている。『ミュベール』を通じて伝えていきたい」と語った。

 価格帯は、ファー襟付きのダウンコートが8万8000円、「ピーターラビット」が着るブルーのアウターと同じ色に染めたムートンコートが22万円、ピーターラビットの刺しゅう入りのハンドニットカーディガン18万円、チェックニットプルオーバー3万8000円、ビッグニット4万4000円、ピーターラビットのアップリケニット5万円、レザーのトートバッグLサイズが5万8000円、Sサイズが4万8000円、ピーターラビットワンポイント刺しゅう入りトートバッグ2万6000円、グランマチャーム1万4000円など。「ミオ ハルタカ」のリングは受注生産で価格は180万円を予定している。

■「冬の湖水地方」
日程:10月24日~11月27日
場所:ギンザ シックス4階
住所:東京都中央区銀座6-10-1

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。