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「グッチ」がフェイクアイテムでカルト的人気のダッパー・ダンにオマージュを捧げたコレクション

 「グッチ(GUCCI)」は、ニューヨーク・ハーレムの伝説的テーラー、ダッパー・ダン(Dapper Dan)ことダニエル・デイ(Daniel Day)にオマージュを捧げた限定コレクションを各国の主要店舗や公式ECサイトなどで発売した。日本では8月上旬から「グッチ」銀座店と新宿店で取り扱う。

 ダッパー・ダンはハーレムに自身のショップを構え、1980〜90年代初めにかけてカルト的な人気を集めた。多くのヒップホップスターやストリートのレジェンド、人気アスリートを顧客に抱え、「グッチ」を含むラグジュアリーブランドのロゴを全面にあしらったオーダーメードアイテムを仕立てていたことで知られる。92年に同ショップは閉店したが、2017年に「グッチ」はダッパー・ダンとコラボして同氏に素材を提供した他、ハーレムにショップ兼アトリエを蘇らせた。

 コレクションはトラックスーツやジャケットスタイルといったダッパー・ダンのアーカイブを「グッチ」が再解釈したもの。「グッチ」のシグニチャーであるグリーンとレッドのストライプをあしらったトップスや、GGパターンをプリントしたナイロンとベロアのトラックスーツ、ライオンの頭をモチーフとした重量感のあるゴールドチェーンネックレスの他、Tシャツ、タンクトップなどをそろえる。コレクションにはダッパー・ダンのショップのショーウィンドーに描かれていたサインを着想源にしたイエローベースの「グッチ」の新ロゴがあしらわれている。

 また、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「グッチ」クリエイティブ・ディレクターが今回のコレクションを表現する言葉を考えてほしいと依頼したところ、ダッパー・ダンはアメリカ合衆国の国章や硬貨、紙幣にも記されている言葉「E PLURIBUS UNUM」を提案した。ラテン語で「多数からひとつへ」を意味するこの言葉は、同コレクションのジュエリーやウエアに施されている。

 コレクションのキャンペーンビジュアルは、これまでも「グッチ」と協業の経験があるフォトグラファーのアリ・マルコポロス(Ari Marcopoulos)が1980年代のダッパー・ダンのアーカイブ写真からヒントを得て、ハーレムを舞台に撮影した。ビジュアルにはプロのモデルだけでなく、ハーレム育ちの若者も起用している。