ファッション

「ハーシェル サプライ カンパニー」が初の直営店を北米にオープン

 カナダ発のラゲージ、アクセサリー、アパレルブランド「ハーシェル サプライ カンパニー(HERSCHEL SUPPLY CO.以下、ハーシェル)」は6月16日、カナダ・バンクーバーのギャスタウンに初の直営店をオープンした。店舗の広さは約465平方メートル。「ハーシェル」は現在パートナーとの提携で世界に45店舗を構えている。日本では18-19年秋冬から「ステューシー(STUSSY)」などをライセンス展開するジャックと日本における輸入代理店契約を締結し、東京・渋谷に5月25日に旗艦店をオープンしている。

 新店舗は、LEDを設備したインフィニティルームや、バンクーバーのアーティストの作品を展示するスカルプチャーガーデン、バンクーバーの山と街並みを眺望できるスライド式のガラスドアなど、インスタ・フレンドリーな空間に仕上げた。2009年に兄のジェイミー・コーマック(Jamie Cormack)とともに同ブランドをスタートしたリンドン・コーマック(Lyndon Cormack)は、「実店舗は消費者にわれわれが何を気にかけているのかを訴えることができる場だと考えている。写真をどんどん撮って、シェアしてブランドと関わってほしい。ECサイトで買うために実店舗に足を運ぶという考えは疑問に思っている。実店舗はブランドの延長線上にあり、ブランドのストーリーを伝え、商品を買うのに最適な場所でなくてはならない」と語る。

 リンドンはこうした考えのもと、ハーシェル キャピタル コープ(HERSCHEL CAPITAL CORP.)を介して米シアトルのセレクトショップ、トトカエロ(TOTOKAELO)を16年に買収し、また、渋谷と熊本にも出店している米発セレクトショップ、ニード サプライ(NEED SUPPLY CO.)の少数株式も保有している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。