ビジネス

高島屋が“体験型”のビューティ編集売り場、美容ニーズの変化に対応

 高島屋は、体験型のビューティ編集売り場「ベルサンパティック」を6月27日、横浜店4階の婦人服フロアの一角にオープンする。売り場面積は約400平方メートル。時短やセルフケアのニーズの高まりに着目し、気軽に立ち寄れて体験や施術、レッスンを受けることができる空間となる。秋には日本橋店1階にも開く。

 施術メニューや内装、スタッフの技術研修は、トータルビューティサロンやコスメを手掛ける「ウカ(UKA)」が監修した。メニューはヘアやヘッドスパ、ネイル、パーツケア、メイクなどおよそ70種、5分の眉カット(1620円)からネイルのセルフレッスン(60分、6480円 / 90分、9720円)まで幅広くそろえる。短時間のメニューはオープンスペースで行われ、メニューによっては仕切られたスペースでの施術となる。

 また、普段使用している化粧品を用いてのメイクアドバイスや顔型分析など、顧客に合わせた提案やレッスンを用意する他、美容知識を学べるゾーンも設ける。物販では既存の化粧品売り場にはない、スキンケアアイテムや美容サプリなどのインナービューティグッズ、美容機器などをそろえて差別化を図る。

 さらに「ナチュラルフレーバーコーヒー」(780円)や「青汁ラテ」(730円)などインナービューティを意識したメニューをそろえたカフェ「バルサンパティック カフェ バイ UCC」を併設する。

 売り場のターゲットは20〜50代。既存の1階の化粧品売り場と異なる幅広い層の来客を見込む。1階の化粧品売り場との回遊性を高める狙いだ。百貨店業界では過剰供給の婦人服売り場を圧縮して、他の商品を混在させる売り場作りが進んでいる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。