ファッション

メルカリが年功序列に終止符、能力に応じて個別の初任給を提示

 メルカリが新たに新卒新入社員向けの人事制度を導入する。一律の給与制度をなくし、新卒社員に対しても個人のスキルに応じた給与を提示する。対象は18年4月以降入社予定の新卒社員・内定者(エンジニア職・プロデューサー職・デザイナー職)で、インターンシップや大学での研究成果、イベント登壇といった学内外の活動を通じて、有力なスキルを積んだかどうかが評価対象となる。内定者インターンの給与も、能力や経験に応じて決定する。

 また、給与面だけでなく、世界のサービス・アプリ開発を体験するための海外出張費用を全額負担する支援制度やプログラミング・語学学習支援制度も内定者向けに開放する。

 導入の背景について、同社は「現在の日本では、新卒社員に提示される給与を一律とするケースが多く、個人の能力や経験が反映されないことが実情。また、入社後も固定化されたキャリアパスに沿って仕事をする年功序列型の制度が根強く残っている。17年から新卒採用を強化したメルカリでは、それぞれのスキル・経験に差があり、一律の初任給では適切な評価が難しいと感じていた。新サービスを次々開発する当社では誰でも最速のスキルアップをし、評価される仕組みを整える必要があると判断した」と話す。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。