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ストリートスナップ界を牽引した若きフォトグラファー、ナービル・クエナムが死去

 パリを拠点にストリートスナップ界を牽引してきた若きフォトグラファー、ナービル・クエナム(Nabile Quenum)がパリで死去したとナービルの家族が発表した。32歳だった。アパートでの一酸化炭素中毒が原因とみられている。

 ナービルは、1985年パリ生まれ。2011年頃に開設したストリートスタイルの色鮮やかな“リアル”を切り取るスナップブログ「J'ai Perdu Ma Veste(ジャケットをなくしました)」で知られ、世界各国を飛び回った他、「モンクレール(MONCLER)」や「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」「H&M」などのブランド、「ヴォーグ(VOGUE)」や「ロフィシェル(L'OFFICIEL)」「エル(ELLE)」「GQ」などのファッション誌でも活躍してきた。日本にも頻繁に訪れており、昨年滋賀県のミホ・ミュージアムで開催された「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2018年クルーズ・コレクションでも姿を見せていた。

 また、フォトグラファーながらアイウエアにキャップやバケットハットを合わせた愛らしいスタイルとその類稀なファッションセンスから、自らも被写体を務めるほどファッションを愛した人物だった。インスタグラムでは20万以上のフォロワーを抱え、奇しくも最後の投稿となった昨年のクリスマスの投稿には、追悼の意を込めた7000を越す「いいね」と1500件近いコメントが寄せられている。

 突然の悲報に同じくストリートスナップ界で活躍するスコット・シューマン(Scott Schuman)やリー・オリベイラ(Lee Oliveira)、ジュリアン・ブーデット(Julien Boudet)、エイサップ モブ(A$AP MOB)のメンバーでデザイナーのエイサップ・バリ(A$AP Bari)ら生前に親交のあった関係者がSNSに悲しみの声を寄せている。