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北欧テントメーカーがヤギ、藤田観光と提携 日本のグランピングを推進

 デンマークのテントメーカーのノルディスク(NORDISK)は、繊維商社のヤギとワシントンホテルなどを運営する藤田観光の2社と業務提携を結んだ。ヤギはノルディスクが手掛けるダウンブランド「イエティ(YETI)」を国内でライセンス販売する。藤田観光はノルディスクのグランピング施設「ノルディスクヴィレッジ(NORDISK VILLEGE)」を日本で展開する。

 ヤギによる「イエティ」はタウンユースに使用できるカジュアルダウン、リラックスダウン、インナーダウンなどの商品を中心に2018-19年秋冬シーズンから展開し、3年後には小売りベースで10億円の売り上げを目指す。商品の展開に伴い、キャンプなど、同ブランドの商品を使ったイベントを行う予定だ。八木隆夫ヤギ社長は「ノルディスクとはブランドを大切に守りながら育てていく、という考えなどが一致している。当面は販路拡大よりもブランディングを重視していきたい。ノルディスクがあるデンマークには“ヒュッゲ=人と人が紡ぐ幸せな空間や時間”というコンセプトがある。その考えを『イエティ』を通じて広めていきたい」と語った。

 「ノルディスクヴィレッジ」は今年イタリアで開業した。藤田観光は“離島など遠方での特別な体験”をコンセプトに、山登りやマリンスポーツ、農業体験、島と島を行き来するアイランドホッピングの4つのアクティビティーに対応した宿泊施設を展開する。施設内では「ノルディスク」の最新グッズを使用できる他、宿泊者同士の交流の場を提供する。

 ノルディスクは、テントの「ノルディスク」とダウンの「イエティ」をメーンにヨーロッパを中心に展開。2010年に日本に上陸し、16年7月に日本法人を設立した。エリック・ヨハネス・モラー(Eric Johannes Moller)=ノルディスク・グループ社長は、「日本は商品の品質や機能などに理解があり、重要な市場だと認識している。ヤギは『タトラス(TATRAS)』なども手掛けており、とても信頼のできるパートナー。今年は日本とデンマークの国交樹立150周年でもあり、今回の提携は日本における今後の展開において非常に重要なステップとなる」と語った。