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ユニリーバが米「アワーグラス」を買収

 ユニリーバ(UNILEVER)は米メイクアップブランド「アワーグラス(HOURGLASS)」を買収し、プレステージビューティ部門に収める。業界筋によると、取引額は2億5000万〜3億ドル(約275億〜330億円)に上ったという。なお、創業者のカリサ・ジェーンズ(Carisa Janes)は引き続きブランドに携わる。

 「アワーグラス」はベースメイクを強みとし、中でも「アンビエント ライティング(Ambient Lighting)」シリーズが人気だ。ネッタポルテ(NET-A-PORTER)やセフォラ(SEPHORA)、スペースNK(SPACE NK)、ハロッズ(HARROD'S)などのハイエンドなショップで販売している。年商は推定7000万ドル(約77億円)で、毎年2ケタ増で成長している。

 ヴァシリキ・ペトゥル(Vasiliki Petrou)最高経営責任者は「『アワーグラス』は、プレミアムなフォーミュラとパッケージにこだわっているラグジュアリーなブランドだ。同ブランドを傘下に収めたことで、プレステージ部門はカラーコスメに進出することができた。当社のプレステージ部門のミッションとぴったり合うブランドだ」とコメント。

 ユニリーバは2月にヘアケアブランド「リビング プルーフ(LIVING PROOF)」を買収したばかり。業界筋によると、同社はスキンケア、ヘアケア、メイクアップ企業のさらなるM&Aを検討しているという。

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