ビジネス

英百貨店グループがキャサリン妃でおなじみの「イッサ」を買収

 英百貨店グループのハウス オブ フレーザー(House of Fraser)は、ロンドンのコレクションブランド「イッサ(ISSA)」をハロッズ前経営者の娘、カミラ・アル・ファイド(Camilla Al Fayed)から買収した。買収額は非公表。「イッサ」は、英国のキャサリン妃が婚約発表の際にロイヤルブルーのドレスを着用したことから一躍注目を浴びたブランドだ。体の線を細く見せる、明るいカラーのラップドレスで知られる。

 今回の買収は、ハウス オブ フレーザーのオリジナルブランドの品質やデザインを向上させる戦略の一環。同社は今年初めに戦略的なビジョンを示すためにプレゼンテーションを開催し、「商品ラインの品質とデザインの改善に集中する」と述べていた。マリア・ホリンズ(Maria Hollins)=ハウス オブ フレーザー・バイイング・デザイン部門エグゼクティブ・ディレクターは、「『イッサ』はアイコニックで上質なイギリス発のファッションブランド。トレンド感度の高い消費者から高い評価を得ている。服の高級感を保ちつつ、現代的な魅力を提供することで、『イッサ』のブランドとしての幅を広げるために、チームはこの10カ月間に懸命に働いてきた」と語った。

 「イッサ」は2003年にダニエラ・イッサ・ヘラエル(Daniella Issa Helayel)創業者兼前クリエイティブ・ディレクターによってロンドンでスタートした。ヘラエル創業者は2013年に辞任。その後、ブランドをグローバル展開させる目的で、ファイドが立ち上げた新会社がブランドの株式51%を所有していた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。