「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」は2017年1月6~9日に開催される、17-18年秋冬ロンドン・メンズ・コレクション(以下、ロンドンメンズ)でランウエイショーを行う。ショーは9日12時で、場所はロンドンメンズのメーン会場となるBFC ショースペース。海外でのショーは14-15年秋冬のパリ・メンズ・コレクション以来となる。
ブランドは約1年前から、「クリストファー シャノン(CHRISTPHER SHANNON)」や「ジェームス ロング(JAMES LONG)」を扱うロンドンのコンクリート プロジェクトとPR契約を結んでいる。ショー再開の地にロンドンを選んだ理由は、PRを通じて得た手応えだった。「パリでPRを行っていた頃には難しいと思っていたことが、ロンドンではハマった。サンプルのリースが増え、ヨーロッパの良い雑誌にも掲載されるようになってきた。もともと海外のモード誌に登場するブランドでありたいと思っていたのでロンドンで手応えを感じ、その良い流れでショーをやってみようと思った」と、柳川荒士デザイナー。
ロンドンメンズについては「フレッシュなブランドが多く、そういう人たちのテンションが好きだった。何か良い相乗効果が起こるかもしれない。あまり深くは考えず、自分が信じたもの、発表したいものをダイナミックに見せたい」と話した。
現在、海外での卸先は約20軒。ブラウンズとエクスクルーシブ契約を結んでいたため、英国内では他店と取り引きを行えなかったが、17-18年秋冬からは拡販する。「英国のクライアントの反応が良かったので、ショーをきっかけに卸先を増やしたい。日本同様、自分たちが良いと思った店と一緒にやりたい」とビジネス面での期待を語る。
「そろそろボクシング人生よりも、デザイナー歴の方が長くなってきた(笑)。今は初めてランウエイショーをした頃や、パリでコレクションを発表した頃のように、自分が一番ワクワクしている。こんな小さな会社なのに頑張ってくれているスタッフにも感謝したい」。