ファッション

ジーユーの柚木社長に聞く、高成長高収益の戦略と課題

 ファーストリテイリング(FR)傘下のジーユー(GU)が快進撃を続けている。2006年10月に1号店を出店してから10年で、売上高は1878億円(前期比32.7%増)、営業利益は222億円(同34.8%増)へと急拡大。営業利益率も11.8%と高収益を上げている。ジーユーの成長戦略として掲げるのは、「最旬リアルファッションを幅広く提供し、『国民的ファッションブランド』になる」ことと、「日本市場での大量出店と、高成長・高収益の継続」、「デジタルマーケティングの進化と、Eコマース事業の拡大」、さらには、「海外事業の拡大」だ。中期的に3000億円、将来的に1兆円を目指すという。

 銀座旗艦店で18日に取材に応じた柚木治ジーユー社長は、現在重点的に取り組んでいる戦略について「一つは、『ジーユー』とは何か、ブランドとしての定義を策定することだ。その実態として、商品構成やサプライチェーン、マーケティング、店などを一から作り変え、次の10年を創っていく。並行して、『国民的ファッションブランド』作りをしていく。そのために、民主的に消費者視点で服を開発するとともに、情報・デジタルを駆使して、一人一人に向けてソリューションを提供していく」と語った。

 柚木治・社長との一問一答は以下の通り。

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