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ワールド16年4〜9月は営業利益が大幅増 3カ年構造改革の折り返し地点で一定評価

 ワールドの2016年4〜9月期決算(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比9.4%減の1227億円、営業利益が同89.6%増の58億円、純利益が38億円(前年同期は12億円の赤字)だった。前年度に479店舗を閉鎖し、店舗数が14%減少したことで減収になったが、大幅な黒字転換を果たした。販管費の削減が奏功して営業利益がほぼ倍に増加。販売掛け率の改善や仕入れ原価率が下がったことで、粗利益率は1.0ポイント上昇し56.8%になった。これにともない、フリーキャッシュフローも同57.5%増の101億円と大幅改善。昨年春から進めた構造改革の効果が見られた。

 既存店売上高は同2.4%減。百貨店SPA業態は同1.2%減と健闘した。前年をクリアしたブランドは「インディヴィ」「オペークドットクリップ」「ザ ショップ ティーケー」「アクアガール」「リフレクト」など。「特に良かったのは『インディヴィ』で2ケタ弱の伸びをみせた。働く女性のニーズに寄り添い、価格と価値のこだわりを持ってヒットアイテムをきちんと作ることができた」と上山健二・社長は評価。一方で「期首に掲げた既存店売上100%達成にこだわりたい。下期は何としてもやりきる」と語った。また、前年度の構造改革で終息ブランドに一定の区切りをつけたが、通常サイクルで「終息を決定したブランドが1つある」とも明かした。

 下期は12月に新物流センターを千葉・南船橋に新設する他、店舗とECの在庫販売を連動させたオムニチャネルプラットフォームを10月から順次始動させ、リアル店舗とデジタルの連携を強化する。