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雨模様のフジロック3日目 高橋盾らファッション業界人の姿も 計10万人来場

 フジロック最終日の3日目は午前中から夕方まで、雨が断続的に降る不安定な天候に見舞われた。しかし、毎年雨の降ることで知られるフジロックでは来場者の雨対策も入念だ。天候が変われば、来場者の装いは一変する。スニーカーやトレッキングブーツの着用率が高い今年も、今日はレインブーツが目立った。王道の「ハンター(HUNTER)」や「エーグル(AIGLE)」に加え、ここフジロックでは「日本野鳥の会」オリジナル長靴の人気が高い。雨具では主に、激しい雨でも安心なレインスーツか、荷物までカバーできるポンチョかのどちらかに分かれる。多く見かけるブランドは、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「モンベル(MONT-BELL)」「コロンビア(COLUMBIA)」「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」など。レインスーツは発色の良いワントーン、ポンチョは柄物のチョイスが多い。

 ファッション関係者も多数来場し、高橋盾「アンダーカバー(UNDER COVER)」デザイナーや南馬越一義ビームス創造研究所シニアクリエイティブディレクター、山本憲資サマリー社長らの姿もあった。ファッション業界人が集まる注目スポットのひとつが、バー施設「ヴェガス・イン・ミルク」だ。会場に向かう途中の場外の「パレス・オブ・ワンダー」エリア内にあるバー・テントで、メインステージのアーティストの公演が終了すると深夜帯から朝方にかけて、ファッション業界人も数多く訪れた。

 アーティストのライブでは、「レッドマーキー」のトリで登場した今年のグラミー賞2冠の17歳、ニュージーランド出身シンガーソングライターのロード(LORDE)が圧巻のアクトを見せた。彼女はフィット&フレアのシルエットを描くピュアホワイトのノースリーブドレス姿で登場。トレードマークの長いカーリーヘアと相まって、クラシカルな雰囲気を漂わせる。ドラムとキーボードを引き連れた3ピース布陣での演奏はあくまでミニマルなアート・ポップだが、ひとつひとつの音のレンジが図太い。その中でもロードは、一際抑揚豊かなヴォーカリゼーションを轟かせる。曲調に合わせた身振り手振りの立ち居振る舞いも、何かが憑依したかのような迫力だ。消費文化に溺れるセレブリティに異を唱える歌詞で多くのティーンの支持を得たビルボードチャート9週連続1位のシングル「ロイヤルズ」は、フジロックでも1コーラスごとの大喝采で迎えられた。

 2014年のフジロックは、主催者発表で前夜祭1万人、1日目2万7000人、2日目3万5000人、3日目3万人、計10万2000人を動員した。2015年は7月24日〜7月26日までの3日間、同じく新潟県湯沢町の苗場スキー場での開催を予定している。