ニュース

食をテーマにしたミラノ万博開催 「アンテプリマ」を着たハローキティが日本館の特別大使に就任

 食をテーマにした初の万博「2015年ミラノ国際博覧会」(以下、ミラノ万博)が5月1日?10月31日までの期間、イタリア・ミラノの郊外で開催される。面積約110ヘクタールの会場には、140を超える国と国際機関がパビリオンを出展し、約2000万人を動員する予定だ。開幕2カ月を切った3月5日には、日本館の主催者である農林水産省と経済産業省、日本貿易振興機構(ジェトロ)が、プレス発表会を開催した。
 
 日本館のテーマは「共存する多様性(Harmonious Diversity)」。「プロローグ」「ハーモニー」「コリドー」「ダイバーシティー」「レガシー」「イノベーション」「クールジャパン デザインギャラリー」「ホワイエ ジャパン ショーケース」「ライブパフォーマンス シアター」の9パートで構成し、日本の食文化の魅力を展示物や映像、音声などさまざまな体感型の演出で伝える。「ハーモニー」と「ダイバーシティー」の部屋では、チームラボが担当。日本の水田をイメージした空間とスマートフォンを使って体験できるデジタルの滝など触れたり、近づくことで反応するインタラクティブな映像を制作した。猪子寿之チームラボ代表は、「テクノロジーを駆使した圧倒的なアート空間を提供し、来場者の記憶に残るものを目指している」と語った。

 日本館の特別大使には、日本発のキャラクターで、現在約130カ国で親しまれるハローキティが就任した。キティが着用する衣装を手掛けたのは、ミラノでコレクションを発表する「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」の荻野いづみデザイナー。キティは、プレス発表会に、青いワイヤーが編み込まれた特注のドレスとリボン、ブーツを着用し、アイコニックなワイヤーバッグを持って登場。また、同万博会期中は着物姿も披露する予定だ。

 日本館アテンダントの制服は、ファッションデザイナーの嶋崎隆一郎がデザインを手掛け、東レが制作した。「和服のような1枚布で構築した衣服」をテーマに、和紙ベージュと漆色、富士ホワイトのカラーパレットを採用。女性用に、ドレープを効かせたワンピースやチュニック、ジャケット、ストレッチ素材のカプリパンツのほか、男性用には、テイラードジャケット、ポロシャツ、パンツを用意。さらに、アクセサリーには、シチズンの腕時計ブランド「Q&Q」のシリーズ「Q&Q スマイルソーラー(Q&Q SMILESOLAR)」を着用する。その他、日本館スタッフの制服は、丸紅メイトが制作。「粋」をコンセプトに、運営、広報の事務局スタッフや行催事スタッフ、フードコートスタッフなど全7種のスーツやブルゾンなどを職種別に適した制服を採用した。

 レストランエリアでは、懐石料理の美濃吉の出店が決定したほか、館内には、カレーの壱番屋、すき焼の柿安や今半、和食レストランのサガミ、寿司の京樽、モスバーガーのメニューを提供するフードコート「ジャパン スター ダイニング」がオープンする。

 ミラノ万博会期中には、各参加国を称えるナショナルデーを設け、7月11日をジャパンデーに設定。当日は、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅのほか、宝生流二十世宗家の宝生和英、書道家の紫舟、和太鼓グループの打打打団 天鼓、三味線の吉田兄弟らがパフォーマンスを披露する予定だ。

■2015年ミラノ国際博覧会
会期:5月1日(金)〜10月31日(土)