
スマホゲームのアカツキとPR大手のサニーサイドアップ(SSU)グループは経営統合で合意したと発表した。アカツキがSSUをTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化する。SSUは5月13日、TOBへの賛同と株主への応募推奨を決議した。TOB成立後、同社は上場廃止となる見通し。TOB価格は1株1320円で、全株取得ベースの買付額は最大で約139億円となる。
SSUはファッションやビューティ、スポーツ、飲食などのPRやマーケティング支援を主力とする。傘下に老舗ファッションPR会社のステディ スタディを抱える。近年はIP(知的財産)関連事業も拡大しており、「Happyくじ」などが成長をけん引している。2025年6月期の連結業績予想は、売上高が前期比31.3%増の250億円、営業利益が同39.7%増の27億5000万円、純利益が同38.4%増の18億円の見通し。足元でも高成長が続いており、25年7月〜26年3月期は、売上高が前年同期比39.6%増の194億円、営業利益が同82.8%増の24億円だった。
一方のアカツキは、ゲームやIP、コミュニティー事業を展開。25年3月期の連結業績は、売上高が前期比9.3%増の258億円、営業利益が同90.1%増の74億円、純利益が同243.2%増の56億円。「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」など既存ゲームタイトルの収益改善が利益を押し上げた。
SSUの次原悦子社長はTOB後も経営に関与する予定。執行役員の中田英寿ら主要株主もTOBに応募することを表明している。
TOB成立後、統合の母体となるアカツキは「サニーズホールディングス(仮称)」に社名変更予定で、次原悦子SSUグループ社長とアカツキの香田哲朗CEOの2名が共同代表に就く。