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ケリング、再建に向けて「グッチ・ルネッサンス」戦略を策定 “リコンケリング”の一環として

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業績低迷が続くケリング(KERING)は4月16日、キャピタル・マーケット・デー(投資家やアナリスト向けに長期戦略や財務目標、成長計画などを説明するイベント)をイタリア・フィレンツェで開催し、今後の事業再建計画を発表した。

“リコンケリング(ReconKering、ケリングの再構築)”と題した戦略は、ラグジュアリー業界の現在地を俯瞰するところから始まり、その中でケリングの置かれている位置が低下し続けているという厳しい現実を直視。これを踏まえ、グループ全体の抜本的な改革案や目標を掲げつつ、傘下ブランドそれぞれの戦略について説明するという包括的なものだ。およそ3時間半に及んだこの説明会で、最も注目度が高かったのは、売り上げ全体のおよそ40%を占める「グッチ(GUCCI)」に関する戦略だろう。

2025年12月期決算で、ケリングの売上高は前期比13.0%減の146億7500万ユーロ(約2兆7295億円)。スターブランドの「グッチ」は、同21.7%減の59億9200万ユーロ(約1兆1145億円)と前年に引き続き大幅な減収だった。また直近の26年1〜3月期(第1四半期)において、ケリングは前年同期比6.4%減だったものの、「グッチ」は同14.3%減と2ケタ減だった。

ブランド認知度の高さは「大きなアドバンテージ」

25年9月に就任し、ケリングおよび「グッチ」の再建に取り組むルカ・デメオ(Luca de Meo)最高経営責任者(CEO)は、「イタリア人である私にとって、『グッチ』がラグジュアリーブランドの枠組みを超えた存在であることは容易に理解できる。温もりがあり、色気と色彩にあふれ、ウィットに富み、大胆で刺激的。イタリアのカルチャーや、イタリアらしさを見事に体現している」と称賛。「世界で最もよく知られているラグジュアリーブランドの一つであり、これは何物にも代え難い価値だ。認知度の向上は時間と資金がかかるもので、近道はない。事業再建を図るにあたり、そこにリソースを割く必要がないのは大きなアドバンテージだといえる」と説明した。

「一方、ブランドの魅力を高めるためには“適切な方法”を取る必要あるが、『グッチ』はここ何年もそれができていなかったことを謙虚に認めたい。クリエイティブの方向性が曖昧で、品ぞろえのバランスもよくなかった。全ての人に気に入られようとして、ブランドのアイデンティティーを薄めてしまっていた」と振り返り、「現在でも魅力度では世界の5指に入るものの、ナンバーワンだった時代もある。その地位を取り戻したい」と意気込んだ。

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