「マックスマーラ(MAX MARA)」と、映画業界における女性の地位向上を支援する非営利団体ウィメン・イン・フィルム(Women in Film以下、WIF)は、2025年度のWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード(Max Mara Face of the Future Award)」の受賞者に俳優で映画監督、ライターとしても活動するモード・アパトー(Maude Apatow)を選出した。
同アワードは、名誉ある功績を残した表現者に贈られる賞で、今年で開催20周年を迎える。アパトーは11月6日に行われる25年WIFオーナーズ(2025 WIF Honors)で賞を授与される予定だ。
「モード・アパトーを25年WIFマックスマーラの“未来を象徴する顔“に選出できることを誇りに思います。彼女の多彩な才能、独自のスタイル、鋭いビジネスセンスは、まさに『マックスマーラ』のDNAを体現しています」と、創業者アキーレ・マラモッティ(Achille Maramotti)の孫娘であり「マックスマーラ」グループ取締役会のメンバー、マリア・ジュリア・プレツィオーゾ・マラモッティ(Maria Giulia Prezioso Maramotti)は述べた。さらに彼女は「25年は、この栄誉ある賞が20周年を迎える重要な節目です。WIFとの長年にわたる貴重なパートナーシップを通じて、今後も卓越した女性たちの才能を称える取り組みを継続していきます。アパトーを『マックスマーラ』ファミリーに迎えられることを、この上なく嬉しく思います」と付け加えた。
アパトーは、全米のティーンを中心に話題を集めたHBOドラマ「ユーフォリア(Euphoria)」で レクシー・ハワード役を演じ、一躍その名を轟かせた。同作は2022年にエミー賞を受賞し、26年にはシーズン3が放映される。
WIFの最高経営責任者キルステン・シェーファー(Kirsten Schaffer)はアパトーの受賞について、「この賞は今年で20周年を迎えますが、そのレガシーを継承するにふさわしい、これほどまでに新鮮な活気を呼び覚ます“ライジングスター(新星)”はモード・アパトー以外に考えられません」と述べた。「アパトーは最近、映画・テレビ制作会社の『ジュエルボックス ピクチャーズ』を立ち上げ、映画監督デビューを果たしたばかり。起業家としてのビジョンを持つ彼女は、自らのクリエイティブな視野を広げるとともに、より多くの女性がメディア業界でリーダーシップを発揮できるよう精力的に活動しています。『マックスマーラ』との20年にわたる意義あるパートナーシップに深く感謝するとともに、アパトーのような卓越した才能を称え、共にこの節目を祝えることを大変嬉しく思います」と続けた。
「ジュエルボックス ピクチャーズ」は、24年にアパトーが長年のクリエイティブパートナーであるオリビア・ローゼンブルーム(Olivia Rosenbloom)と共に設立した映画・テレビ制作会社。同社が手掛けた最初のプロジェクトである「ポエティック・ライセンス」は、アパトウの長編映画監督デビュー作となり、今月初めにトロント国際映画祭で初上映された。