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TWICEミナが「カンヌ映画祭」デビュー ニコール・キッドマン受賞の「ウーマン・イン・モーション」アワードにも出席

「第78回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」が24日(現地時間)まで開催している。「ブシュロン(BOUCHERON)」ジャパンアンバサダーを務めるTWICEのミナは、同映画祭に今年初めて登場した。

ミナは、今年1月に発表されたハイジュエリーコレクション“UNTAMED NATURE (手つかずの自然)”を着用。クエスチョンマークのネックレスは、ペンダントトップを“ロジエ”(バラの木)の6カラットのペアシェイプダイヤモンドをバゲットカットとラウンドカットダイヤモンドで縁取りした。イヤリングには、タイプⅡAのペアシェイプダイヤモンドをバラの花のつぼみのようにセット。さらにミナは、花びらにローズカットのダイヤモンド、葉にラウンドカットダイヤモンドをセットした“シクラメン”のリングも身につけ、煌びやかな「カンヌ」デビューを飾った。

ほか、同ブランドアンバサダーを務める、ハン・ソヒ(Han So-hee)、リアーナ(Rihanna)、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)、ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)らもレッドカーペットで「ブシュロン」のジュエリーを披露した。

「ウーマン・イン・モーション」アワード

18日には、ケリングと「カンヌ国際映画祭」の共同主催による「ウーマン・イン・モーション」アワードが開催。ミナは、ホワイトのドレス姿で登場した。

2015年に発足した同プログラムは、映画やアート業界に貢献する女性に光を当て、業界内の男女平等を推進することを目的としており、同アワードでは業界にインスピレーションを与えた人物や新たな女性の才能を表彰する。また、トークイベントやポッドキャストでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供している。

今年は、俳優でプロデューサーのニコール・キッドマン(Nicole Kidman)が受賞。また、ブラジル出身の映画監督マリアンナ・ブレナンド(Marianna Brennand)がエマージング・タレント・アワードを受賞した。また、オフィシャル・コンペティション部門に選出された「ルノワール」を監督した早川千絵らがトークに登壇した。

 

キッドマンは、ボタニカルパターンのシアーなレースで全体を構成した「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のスリーブレスドレスで登場。「『カンヌ』が大好きです。今でも感動するし、心動かされるし、教えてくれます。私はあらゆる形の物語や芸術にも心を捧げますし、今、女性の存在が認められ、その声が大きくなり、支持され、広められていることを嬉しく思います。それは必要なことなのです」と米「WWD」に話した。

また、「『カンヌ』は魔法のようです。本当に、今でも招待されることに畏敬の念を感じています。私がこの世界に入ったのは14歳のときでしたから、自分がまだここにいられるなんて素晴らしいことです。とても感謝しています。まだまだこれからです!」とコメントし、謙虚な姿勢も見せた。

さらに、キッドマンは受賞スピーチで、「女性たちに、特に年齢を重ねてから、もっといい役を与えなければなりません。どうかそういった役を(脚本に)書いてください」と業界の有力者たちに訴え、「私たちはここにいますし、あなた方のために利益を生み出すことができると証明できます。私たちを信じて、投資してください。私たちの声には大きな力があるから」と語った。彼女の言葉は、ジェレミー・ストロング(Jeremy Strong)やジュリアン・ムーア、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング副CEO 、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)=「サンローラン(SAINT LAURENT)」クリエイティブ・ディレクターらを含む会場の聴衆に共感を呼んだ。

 

2014年から女性として初の同映画祭会長を務めるイリス・ノブロック(Iris Knobloch)は、「バレンシアガ」24-25年秋冬コレクションからブルーのカスタムメイドドレスで登場した。

ノブロックは米「WWD」に対し、「私たちは大きな進歩を遂げてきました。映画祭や映画で活躍する女性が今ではたくさんいますが、私たちは一歩も譲るべきではありません。特に今のような状況では、勢いを上げ続ける必要があります」と業界にプレッシャーをかけ続けることの重要性を強調した。

「ウーマン・イン・モーション」アワード来場者スナップ

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