「ディオール(DIOR)」は8月6日(現地時間)、ニューヨーク・マディソン街57丁目にフラグシップストア“ハウス オブ ディオール ニューヨーク”をオープンした。4フロアで構成され、メンズとウィメンズの全カテゴリーおよび店舗限定アイテムをそろえるほか、アメリカ初の“ディオール スパ”と、ホームコレクションを展開する“ディオール メゾン ブティック”を併設する。
同店舗は、ブランド創業者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が1948年に初めてアメリカに出店した5番街から程近い場所にある。設計は建築家のピーター・マリノ(Peter Marino)が手掛けた。
6mを超えるガラスウインドーは店内を自然光で明るく照らし、布地やボタンで作られた鳥や蝶、木々で彩った庭園のディスプレーを見せる。店内でも商品が豊かな緑を背景に配置され、外の景色を屋内に取り込んだような空間を演出する。
階段の壁を覆う“コロラマ”のディスプレーには、ミニチュアサイズのアイコンバッグや香水、帽子、メイクアップアイテムなどが並ぶ。また、写真家のアダム・フス(Adam Fuss)や ロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)らのアート作品などを飾っている。
「眠らない街」でフランスの洗練とエレガンスを体現
1階ではウィメンズのレザーグッズやアクセサリー、ファインジュエリー、メンズのシューズなどを扱うほか、“ディオール メゾン ブティック”を設置。2階では、ウィメンズのシューズに加え、メンズのオーダーメードサービスを提供する。服の形状、袖、生地をカスタマイズし、ボタンや裏地の細部に至るまで個人に合わせたデザインが可能だ。
3階には、ファインジュエリーとハンドバッグ、2つのVIPサロンとプライベートミーティング用のファインジュエリールームを設けた。
4階では、ウェルネス専門家によるフェイシャルとボディートリートメントを提供する“ディオール スパ”のシングルルーム3室とダブルルーム1室を用意している。
さらに、新しいアップサイクルライン“ビー ディオール”を初めて取り扱う。同ブランドのアーカイブにあるウエアやレザーグッズを再利用して製作した鏡やトレー、クッションなどを展開する。
限定アイテムには、特別な“New York House of Dior”のスタンプを施した“ジャドール スリングバック パンプス”などが登場する。
店舗概要
◾️ハウス オブ ディオール ニューヨーク
住所:23 E 57th St, New York, NY 10022 アメリカ合衆国