多くのラグジュアリー・ブランドがデザイナーを入れ替えることで新陳代謝を図っているように、ファッション&ビューティ業界は常にリブランディングしたり、志向したりすることでアップデートしています。
例えば最近では、「アーカー(AHKAH)」。華奢だったロゴを(一般的なサンセリフ体とは異なりますが)大胆にしながら、“シャンデリア”などのアイコンラインにも流動的な曲線を大胆に加え、赤や黒を背景としたモデルシューティングでイメージを発信します。
「アーカー」のリブランディングは、ビューティ業界における「シロ(SHIRO)」のそれに近い印象を受けます。「繊細」で「華奢」、ゆえにファンも大勢いましたが、世界を目指すために「繊細」は残しつつ「華奢」を「大胆」に刷新したのでしょう。賛否両論はあるでしょう。特に「華奢」なカンジに共感していた人は、だからこそ「私のブランド」と思っていたかもしれません。でも「シロ」がこれだけメジャーになったことを考えると、私は「アーカー」のリブランディングも世界を目指すなら正しい方向性だと思っています。
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