ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第193回

大胆に、そしてエモーショナルに 最近のリブランディングを考える

有料会員限定記事

多くのラグジュアリー・ブランドがデザイナーを入れ替えることで新陳代謝を図っているように、ファッション&ビューティ業界は常にリブランディングしたり、志向したりすることでアップデートしています。

例えば最近では、「アーカー(AHKAH)」。華奢だったロゴを(一般的なサンセリフ体とは異なりますが)大胆にしながら、“シャンデリア”などのアイコンラインにも流動的な曲線を大胆に加え、赤や黒を背景としたモデルシューティングでイメージを発信します。

「アーカー」のリブランディングは、ビューティ業界における「シロ(SHIRO)」のそれに近い印象を受けます。「繊細」で「華奢」、ゆえにファンも大勢いましたが、世界を目指すために「繊細」は残しつつ「華奢」を「大胆」に刷新したのでしょう。賛否両論はあるでしょう。特に「華奢」なカンジに共感していた人は、だからこそ「私のブランド」と思っていたかもしれません。でも「シロ」がこれだけメジャーになったことを考えると、私は「アーカー」のリブランディングも世界を目指すなら正しい方向性だと思っています。

この続きを読むには…
残り1176⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。