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元カリスマホストの化粧品会社社長がエベレスト登頂 登山歴1年半で

イスラエル発コスメブランド「クリスティーナ(CHRISTINA)」の日本総代理店であるクリスティーナジャパンの森翔太社長が14日、エベレスト登頂を果たした。森社長は登山歴わずか1年半。同社は、ガイドチームや複数の登山関係者の証言から、エベレスト登頂をクリアした人の登山歴としては「日本人最速」と誇る。

森社長は1991年生まれの33歳。歌舞伎町のカリスマホストを経てクリスティーナジャパンを2018年に創業し、わずか数年で年商20億円超の企業に育てた。自社スタッフや社会に対して“可能性はいつからでも切り拓ける”というメッセージを伝えるべく、社長業を超えたチャレンジを続けている。昨年は世界屈指の高山(標高8163m)であるマナスル登頂を果たした。

エベレストへの挑戦は、4月中旬にスタートした。自社主催のパーティーを終えた翌日にネパールに飛んだ森社長は、推奨されるよりもはるかに短い期間の実地トレーニングを経て山を登り始めた。登山中も、ネットが通じるベースキャンプから社員とのMTGに出席したり、自社商品や営業活動に関する発信をしたりと、社長としての仕事も怠らなかった。

酸素濃度が地上の3分の1になる標高8000m以上の通称“デスゾーン”では、マイナス40度以下の極寒と風速100km/hを超える突風を耐え、死の危険が潜むクレバス(雪渓の割れ目)を超え、標高8848mの頂に到達した。

森社長は16日未明、インスタグラムを更新。「俺は全く特別な人間なんかではなかった。もちろん今も。皆にも同じだけのチャンスがあり、無限の可能性がある」と綴り、「可能性を切り開くには恐怖を受け入れることも必要。何者でもないが、俺は自分の人生を使って人が持つ可能性を証明し続ける。自分の才能がいつか見つかると信じ、夢を持ち、夢を叶えよう。Everest summit !(すべて原文ママ)」と締めくくった。

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