ケリング(KERING)が擁する「グッチ(GUCCI)」は2月6日、サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=クリエイティブ・ディレクターが退任することを発表した。同氏は2023年1月に就任し、およそ2年でブランドを離れることとなった。ミラノ・ファッション・ウイーク中の2月25日に発表する25-26年秋冬コレクションは、ブランドのデザインチームが担当する。また、後任についてはいずれ発表する。
ステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)=グッチ最高経営責任者は、「サバトの『グッチ』への情熱と献身に深く感謝する。ブランドのクラフツマンシップと伝統を尊重してくれたことを、心からありがたく思う」と語った。
フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング副CEOは、「サバトの忠誠心とプロフェッショナリズムに心から感謝する。『グッチ』の基礎をさらに強化してくれた彼の作品を誇らしく思う。これを土台に、ステファノと新たなアーティスティック・ディレクション(クリエイティブ面のトップ)は、『グッチ』を新たなファッションリーダーとなるべく導き、持続的な成長を構築していくだろう」と述べた。