「グッチ(GUCCI)」は9月9日、西陣織の老舗である京都の細尾のテキスタイルブランド「ホソオ(HOSOO)」との第3弾コラボバッグを数量限定で発売した。一部の「グッチ」ショップおよび「グッチ」クライアントサービスで販売する。
第3弾となる今回は、「グッチ」の日本上陸60周年を祝う新たなテキスタイルのハンドバックが製作された。重なる花びらを立体的に織り上げる「ホソオ」のシグネチャーテキスタイルの技法を用いて、“GGパターン”とフローラルプリントのモチーフを組み合わせたオリジナルデザインで表現している。
「ホソオ」のクリエイティブ・ディレクターである12代目の細尾真孝代表取締役社長は、「このコラボレーションでは、『グッチ』の伝統と共鳴するとともに、私たちが受け継いできた技術や美学をどう洗練させていくかという課題に常に向き合っている。今回は西陣のヘリテージである箔や織りの技術を生かしながら、秋からフェスティブシーズンへと移り変わるこの季節にふわさしい色調を取り入れ、ビンテージピースのような深みを表現した」とコメントしている。
細尾は1688年(元禄元年)に京都西陣において大寺院御用達の織屋として創業。京都の先染め織物である西陣織の技術を継承しながら、現代においては先端テクノロジーを用いて新しい織物を制作するなど注目を集めている。昨年3月には、東京初のショールーム兼ストアを東京ミッドタウン八重洲にオープンした。