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特集 日本一売れる「港区マーケット」 第8回 / 全8回

国立美術館からコマーシャルギャラリーまで アートタウン六本木の旬なアートスポット8選

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国立美術館からコマーシャルギャラリーまで アートタウン六本木の旬なアートスポット8選

2010年以降、東京の方々に拠点を構えていた現代アートギャラリーが、アートコンプレックスビルなどの新設も重なって徐々に六本木に集結。森美術館や国立新美術館などとともに、一大アートコミュニティーを形成した。本ページは、六本木のアートスポットから8カ所を厳選し、最新展示情報とあわせて紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月2日号からの抜粋です)

サントリー美術館

名作を通して「生活の中の美」を見つける

1961年の開館以来、「生活の中の美」という基本理念を軸に、1人でも多くの人に歴史的な名品や名作を楽しんでもらうために展覧会やイベントを企画する。東京ミッドタウンへの移転を機に「美を結ぶ。美をひらく。」をミュージムメッセージに加え、魅力ある企画展を通して、絵画、陶磁、漆工、ガラス作品などを幅広く紹介する。

最新展示情報

「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」

会期:9月18日~11月10日 住所:東京都港区9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 開館時間:10:00-18:00(金曜は10:00-20:00) 休館日:火曜日 料金:一般1700円、大学・高校生 1000円 ※中学生以下無料

国立新美術館

コレクションなし!新世代の国立美術館

芸術を介した相互理解と共生のための新しい文化の創造を目指し、2007年に開館。人々が芸術表現を体験し、学び、多様な価値観を認めあえるアートセンターとして活動し、コレクションを持たない。国内最大級の展示スペースでの展覧会の開催、情報や資料の収集・公開・提供、さまざまな教育普及プログラムを実施する。

最新展示情報

「田名網敬一 記憶の冒険」

会期:8月7日〜11月11日 会場:企画展示室1E 住所:東京都港区六本木7-22-2 開館時間:10:00-18:00(金・土は20:00まで) ※入場はいずれも閉館30分前まで 休館日:火曜日 入場料:一般2000円、大学生1400円、高校生1000円、中学生以下無料

21_21 DESIGN SIGHT

デザインで日常に新たな光をあてる活動拠点

三宅一生を創立者として、2007年に東京ミッドタウンとともに開館。日常的なできごとやものごとに改めて目を向け、デザインの視点からさまざまな発信、提案を行う。訪れる人々がデザインの楽しさに触れ、新鮮な驚きに満ちた体験ができるよう、展覧会を中心に、トークやワークショップなどの多角的なプログラムを提供する。

最新展示情報

企画展「未来のかけら:科学とデザインの実験室」

会期:開催中〜9月8日 会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2 住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 営業時間:10:00-19:00(入場は18:30) 休館日:火曜日 料金:一般1400円、大学生800円、高校生500円 ※中学生以下無料

小山登美夫ギャラリー六本木

日本の現代美術をリードしてきた先駆者的存在

1996年に江東区で開廊。当初から海外アートフェアへ積極的に参加し、日本の同世代アーティストを国内外に発信。日本の現代アートの基盤となる潮流を作った。現在は菅木志雄、杉戸洋、蜷川実花、リチャード・タトル(Richard Tuttle)らのアーティストに加え、陶芸アーティストも紹介する。11月には京橋に新スペースをオープン予定。

最新展示情報

長井朋子 個展「単管パイプと花柄のパターン、ねこのシールに貝殻のネックレス」

会場:小山登美夫ギャラリー六本木 住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2階 会期:9月14日〜10月12日 定休日:日・月・祝祭 営業時間:11:00-19:00

ShugoArts

日本とアジアの独自の美術潮流を掘り下げる

2000年に開業。16年に六本木にギャラリーを移転、21年には天王洲に「ShugoArts Studio」をオープンした。森村泰昌やイケムラレイコをはじめ、世界的に活躍する日本やアジアのアーティストたちとともに展覧会を企画開催する。現在、六本木のスペースでは山本篤と和田昌宏の2人展「映像小屋2/接続の光」を開催中。

最新展示情報

山本篤・和田昌宏「映像小屋2/接続の光」

会場:シュウゴアーツ 住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2階 会期:8月3日~9月14日 定休日:日・月・祝祭 営業時間:11:00-18:00

タカ・イシイギャラリー

世界のトップランナー擁する老舗ギャラリー

1994年のオープン以来、海外アーティストを日本に紹介するとともに、日本を代表する写真家やアーティストの作品を海外へ発信する国際的な拠点となることを目標にかかげる。写真やグラフィックにまつわる表現を軸に、荒木経惟、ラリー・クラーク(Larry Clark)、五木田智央ら国内外で知名度の高いアーティストの展覧会を開催する。

最新展示情報

畠山直哉 個展「津波の木」

会場:タカ・イシイギャラリー 住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 3階 会期:8月31日〜9月28日 定休日:日・月・祝日 営業時間:12:00-19:00

ペロタン東京

仏発の現代アートギャラリーで世界に触れる

1989年にフランスで創業した現代美術ギャラリー「ペロタン」の東京支部として2017年にスタート。村上隆やJRなど、世界的アーティストの作品を紹介する。ギャラリーを構える六本木ピラミデビル内にはアートグッズストアを併設するほか、7月には、アートを中心にした交流の場として「ペロタンサロン東京」をオープン。

最新展示情報

ダニエル・オーチャード 個展「MOTHER OF GLOOM」

会場:ペロタン東京 住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1階 会期:9月12日〜11月10日 定休日:日・月・祝 営業時間:12:00-19:00

Yutaka Kikutake Gallery

新時代の表現をとらえる開かれたギャラリー

現代美術の表現が多様化する中で、さらに新しい表現を切り開くアーティストをサポートすることを目的に2015年にオープン。これからの時代を見すえ、国内外のアーティストとともにさまざまな展覧会を開催する。扱うメディアは多岐にわたり、アーティストトークや子ども向けのワークショップなど、教育プログラムにも力を入れる。

最新展示情報

向山喜章 個展「Inishie・7」

会場:Yutaka Kikutake Gallery 住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2階 会期:8月31日〜9月28日 定休日:日・月・祝祭 営業時間:12:00-19:00

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