ファッション

「トランスコンチネンツ」が復活 今春からライセンス事業スタート

 フェローズ(東京、加賀見紀行・社長)は、「トランスコンチネンツ」の商標権を取得し、今春からライセンス展開を開始する。第1弾としてシューズ(サブライセンシー:ユーロパシフィックジャパン)、スーツケース・トラベルグッズ(アイシン通商)、アイウエア(ビューレックス西日本)、鞄・革小物・ベルト(モノーロ)など雑貨類を販売し、その後、アパレル、時計、文具などにアイテムを広げる。3月には公式のeコマースサイトを開く。売上高目標(小売りベース)は初年度6億円、3年後30億円を掲げる。3年以内に旗艦店の開設とアジアでのライセンス事業進出を目指す。

 

 「トランスコンチネンツ」は1990年に誕生し、セレクトショップの先駆けとして若者の人気を集めたが、その後業績が悪化。2004年に商標権が東急グループから投資ファンドのキアコン(現リヴァンプ)に、さらに同年キアコンから通販のイマージュへと売却された。08年にイマージュは同ブランドの清算を発表。今度はポイントが商標権獲得に名乗りを挙げて09年春から出店を開始していたが、軌道に乗せることができず、10年2月末に休止していた。フェローズは昨年秋に商標権を取得した。かつての人気ブランドを復活させることができるか注目される。

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